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「ピアスホールの周りのカサカサの原因は?」
「ワセリンや市販薬で治る?」
ピアスホールの周りのカサカサについて、医師に聞きました。
対処法も詳しく解説します。
監修者
JUN CLINIC横浜
長谷川 佳子 先生
経歴
北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任
contents
ピアスホールの周りのカサカサは、乾燥などの影響によって角質が剥がれているものであると考えられます。
このカサカサを無理に引き剥がすと、肌のバリア機能が低下し、
などの肌トラブルを起こします。
触らずに保湿などの対応をしてください。
かさつく・かゆみがあるなどの場合、
・乾燥
・アレルギー
・傷ができている
といったことが原因として考えられます。
肌は乾燥をすると、角質がめくり上がり、カサカサします。
乾燥が悪化すると、かゆみが出る可能性も考えられます。
掻いてしまうと傷ができて、かさぶたができることもあるでしょう。
特に乾燥が強く出る10月~2月などにピアスをつけていると、乾燥などの症状が強く出ることがあります。
ピアスに使われている素材に対し、アレルギー反応を起こし、ピアスホールの周りがカサカサすることもあります。
アレルギー反応として、
などの症状があらわれることがあります。
特にメッキでできているピアスに、金属アレルギーを持っている人が反応することが多いです。
・ピアスを無理に入れる
・服などに引っかける
などの行動によって、傷ができている可能性があります。
傷口が治る過程で、かさつき・かゆみなどを起こします。
ピアスホールの周りのカサカサやかゆみには、
・保湿する
・自分に合うピアスに付け替える
・一定期間ピアスを外す
・外用薬を使う
といった対処法を行ってください。
乳液やクリームを、かさつきが気になる部分につけましょう。
耳の表面だけでなく、裏側もつけてください。
保湿する時は、ピアスを外しましょう。
低下しているバリア機能をサポートするために、保湿する必要があります。
入浴後のスキンケアの際に、耳の保湿も同時に行うと良いでしょう。
清潔な状態でなければ、細菌感染を起こす可能性があるからです。
かさつきが強い場合は、日中も何度か保湿剤をプラスしてください。
\この対処法がおすすめの人/
肌に反応する素材のピアスを使うのは避けましょう。
金属アレルギーの人は、アレルギー反応が起きにくい、
・アクリル樹脂
・シリコン
・チタン
などの素材のピアスをつけると良いでしょう。
アレルギー反応を起こすピアスを無理してつけていると、
などの可能性が考えられます。
炎症が小さなうちに適切なケアを行いましょう。
\この対処法がおすすめの人/
肌が元の状態に戻るまで、ピアスをしないようにするのも良いでしょう。
ピアスをつけることでの刺激がなくなり、肌のバリア機能が正常に近づきます。
その結果、外的刺激に強い肌になるでしょう。
\この対処法がおすすめの人/
かゆみ・赤みなどの症状がある場合は、
・皮膚科からの処方薬
・市販の外用薬
などを使って治療しましょう。
薬を使っている期間は、ピアスは外してください。
肌トラブルを起こしている場合は、外用薬を使用した方が早く快方に向かいます。
外用薬は、
などがありますが、何を使って良いか分からない時は、薬剤師に聞きましょう。
\この対処法がおすすめの人/
ピアスホールが膿んでいる場合は皮膚科へ!
化膿している場合は、医療機関で治療を受けましょう。
そのまま放置していると、状態が悪化し、
・出血する
・かさぶたができる
・ピアスホールが閉じる
などが起こる可能性が考えられます。
ピアスホールの乾燥・かゆみ・ひりつきは、ワセリンでケアできることが多いです。
ただし、ワセリンは保護作用があるだけで保湿をしてくれません。
乳液などをつけた後に、保護役として使いましょう。
適切なケアを行った場合、ピアスホールのカサカサは3日程度で快方に向かうでしょう。
3日間、
という場合は、皮膚科で相談しましょう。
保湿剤や市販薬が、合っていない可能性があります。
耳たぶは、ケロイド*の好発部位です。
放っておくと腫れが引かなくなることもあるので、早期に対応しましょう。
*ケロイド…皮膚の本体とも言える「真皮」に炎症が続くことで、肌が盛り上がって見える疾患のこと。かゆみや痛みを伴うことが多い。
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