顔 パック やり方

【顔パックのやり方】頻度や順番は?どれくらい時間を置く?

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「顔のパックの正しいやり方は?」
「パックした後のベタベタが気になる…」
顔のパックの正しいやり方を、美容専門家に聞きました。
パックをした後のベタベタ対処法も解説します。

監修者

徳満友美

株式会社Luce/健康検定協会

日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン

徳満友美 先生

経歴

大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。
株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。

顔パックの「基本のやり方」

美容専門家(女性)

顔のパックは正しい方法で使用することで、潤いをプラスし、ハリやツヤのある肌へと導きます。

ここでは、

  • 順番
  • 使用時間
  • 使用のタイミング
  • 使用頻度
  • 顔のどこからつけるのか

といったことを解説します♪

スキンケアの「順番」

美容専門家(女性)

通常、「洗顔→化粧水→パック→美容液→乳液」の順番でスキンケアを行います。

水分量が多いものからつけることで、肌に水分を補給させます。
その後、油分があるものを順番につけていき、水分と油分のバランスを整えましょう。

パックによっては、洗顔後すぐつけるものや、美容液の後につけた方が良いものもあります。
製品に記載の使用方法を確認してからパックすると良いでしょう。

▼順番が特殊なパックの例

パックの特徴 使う順番
・高保湿タイプ
・クリーム配合タイプ
美容液の後
※「洗顔→化粧水→美容液→パック→乳液」の順
主成分が化粧水のさっぱりタイプ 洗顔の後
※「洗顔→パック→美容液→乳液」の順

パックの「使用時間」

美容専門家(女性)

パックの使用は、1回15分程度がおすすめです。

30分以上など長い時間パックをすると、パックが乾いてしまい肌の乾燥を招きます。
パックが十分に潤っている程度の時間で、使用をやめましょう。

パックの「使用のタイミング」

美容専門家(女性)

朝でも使用可能ですが、パックの使用は「夜」がおすすめです。

夜は、睡眠によって肌のターンオーバーが活性化されるので、パックで顔に潤いを与え、ターンオーバーをより促せる状態を作りましょう。

パックの「使用頻度」

美容専門家(女性)

パックの種類にもよりますが、基本毎日使用しても大丈夫でしょう。

特に、乾燥しやすい人は、毎日パックをして保湿することをおすすめします。

しかし、毎日の使用をおすすめしないパックもあります。

  • 潤い成分が多いスペシャルケア用のパック
  • 油分が多いタイプのパック
  • ピーリング作用がある洗い流すタイプのパック

これらは、週1~2回までの使用に抑えましょう。

▼毎日の使用をおすすめしない理由

潤い成分が多いパック 毎日使用すると皮膚がふやける時間が多くなり、バリア機能が低下し、乾燥を起こしやすくなるため。(特に乾燥肌・敏感肌の人)
油分が多いパック 油分が過剰になり、ニキビの原因になるため。
ピーリング作用があるパック 必要な角質まで取り除き、肌のバリア機能が低下する可能性があるため。

顔のどこからつける?

美容専門家(女性)

顔へのフィット感を高めて、保湿作用をより感じるために、「おでこ→目の周り→鼻周り→あご」の順番でパックをつけましょう。

目元はパックが浮きやすいので、しっかり密着させてから、細部を調整しましょう。

やりすぎはダメ?やりがちな「NG行動」

バツマークを作る女性

美容専門家(女性)

使い方を間違えると、せっかくのパックが逆効果になってしまいます。
・長時間つけたまま放置する
・入浴中にパックする
・ニキビがある時にもパックする
などのNG行動は避けましょう。

NG① 長時間つけたまま放置

美容専門家(女性)

30分以上パックを顔につけたまま放置すると、かえって乾燥を招きます。
パックをつけたまま寝る人もいますが、やめましょう。

乾燥すると肌が油分を補おうと、皮脂を大量に分泌します。
その結果、肌表面はべたつくのに内側は乾燥する「インナードライ」を引き起こします。

インナードライになることで、

  • ニキビができやすくなる
  • 肌がごわつき、化粧ノリが悪くなる
  • 皮むけが起きやすくなる
  • 毛穴が目立ちやすくなる
  • 洗顔すると肌が突っ張るようになる

などの恐れがあるので、注意しましょう。

NG② 入浴中にパックする

美容専門家(女性)

入浴中にパックする人も見かけますが、こちらもおすすめしません。
パックはお風呂から出て、水分を拭き取ってからつけましょう。

入浴中にパックをすると、

  • 汗や水分によって、美容成分が染み渡らない
  • 皮脂が出ることによって、肌荒れを起こす

などのデメリットが考えられます。

NG③ ニキビがある時にもパックする

美容専門家(女性)

ニキビにパックで油分をプラスすると、悪化する恐れがあります。
ニキビができた時は、パックの使用を控えましょう。

サリチル酸やビタミンC誘導体など、ニキビケアに向いている成分が配合されているニキビケア用のパックであれば、使用できます。

顔パックの「効果を高めるポイント」

美容専門家(女性)

パックの保湿力などを高めるために、
・パックの上から乳液を塗る
・手で温める
・スチーマーを使う
などを行うと、いつもよりスペシャルなケアができるでしょう。

ポイント① パックの上から乳液を塗る

美容専門家(女性)

パックを顔に乗せたら、その上から特に乾燥が気になる箇所へ乳液を重ねましょう。

パックの上に乳液を重ねることで、パックがコーティングされ水分蒸発を抑えられます。
その結果、角質層まで美容成分がより浸透しやすくなるでしょう。

ポイント② 手で温める

パック スキンケア

美容専門家(女性)

パックを乗せた後、両手で優しく顔を包み込みましょう。
顔がじんわり温まったら、手を離してOKです。

肌は、温まると代謝や働きが活性化されて、美容成分の吸収が良くなります。

ポイント③ スチーマーを使う

スチーマー スキンケア

美容専門家(女性)

パック中に、フェイススチーマーを当てるのもおすすめです。
使用は、15分程度が目安です。
当てすぎると、汗や皮脂が出すぎて肌トラブルの原因になります。

スチーマーを使用することで、パックの乾燥を抑えながら、肌に潤いを届けられます。
温かい蒸気が出るタイプを使えば、肌の代謝を促すこともできるでしょう。

顔パックした後のベタベタ「対処法」

保湿はしたいんですけど、パック後のベタベタした感じが苦手で…どうすればいいでしょうか?

女性(困り顔)
美容専門家(女性)

パック後のベタベタが苦手な方は、
・ティッシュオフする
・さっぱりタイプのパックを選ぶ
などを行うと良いでしょう。

対処法① ティッシュオフする

美容専門家(女性)

パック後のベタベタが気になる場合、ティッシュを軽く肌に当てて、余分な水分や油分を取り除きましょう。

完全に拭き取ると乾燥するため、ティッシュ1枚で軽くオフする程度に抑えましょう。
ティッシュオフは、ベタつきを防ぐだけではなく、

  • 油分の酸化による肌荒れを防ぐ
  • 肌にホコリや髪がつくのを防ぐ

などのメリットも期待できます。

対処法② さっぱりタイプのパックを選ぶ

美容専門家(女性)

ベタつくのが苦手な人は、化粧水が主成分のさっぱりタイプのパックを選びましょう。

さっぱりタイプのパックを使用することで、肌にたっぷり水分が補給されます。
その結果、皮脂の過剰分泌を防げるので、パック後以外の時でもベタつきにくい肌を目指せます。

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