「まぶたの皮を引き締める方法」は？自力でたるみを取るのは可能？

公開日2022-07-29
更新日2023-03-03

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「まぶたの皮を自力で引き締める方法ってある？」
「どんなケア方法がまぶたのたるみに良いか知りたい…！」
まぶたの皮を引き締める方法を、皮膚科の先生に聞きました。
そのほか正しいケア方法や医療機関での治療なども、詳しく解説します。

監修者

JUN CLINIC横浜

長谷川佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院　形成外科、藤沢湘南台病院　形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター　形成外科
横浜栄共済病院　形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年ルサンククリニック銀座院院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜就任

contents

まぶたの皮を“自力で引き締める”ことは可能？
教えて！伸びたまぶたの「正しいケア」
まぶたの皮を引き締める「トレーニング」
注意！まぶたのたるみが「悪化する習慣」
改善しない場合は美容医療も検討しよう
まぶたの引き締めにおすすめの治療法

まぶたの皮を“自力で引き締める”ことは可能？

まぶたの伸び具合によって異なりますが、軽いたるみであれば、セルフケアで戻せる可能性はあります。

若く、肌のターンオーバーが活発な年代であれば、セルフケアで改善できる可能性が特に高いです。

教えて！伸びたまぶたの「正しいケア」

伸びたまぶたを戻すには、正しいケアが大切です。
・アイクリームを使用する
・優しく洗顔やクレンジングを行う
・毎日日焼け止めを塗る
などの方法で、まぶたを優しくケアしていきましょう。

ケア①　アイクリームで集中的にケアする

アイクリームでケアをすることで
・目元にハリを与える
・乾燥による小ジワを目立たなくさせる
などの作用が期待できます。

ハリや弾力をサポートする成分や、保湿力の高い成分が入ったものを選ぶといいでしょう。

▼アイクリームにおすすめの成分

コラーゲン	肌の引き締め・乾燥を予防する
ビタミンC誘導体	抗酸化作用でたるみを防ぐ
ポリフェノール	抗酸化作用でたるみを防ぐ
ヒアルロン酸	水分を保持して、ハリ感をアップさせる
レチノール	肌のターンオーバー促進させる

ケア②　　優しく洗顔やクレンジングを行う

まぶたの皮膚が動かない程度の力加減で、クレンジングや洗顔を行いましょう。
摩擦が起きないようにクレンジング剤や洗顔料は、多めに使用してください。

まぶたは、他の箇所の皮膚よりも薄くできており、とてもデリケートです。
引っ張ったり摩擦を加えたりすると、他の部分よりもたるみやシワができやすいので、できるだけ優しく触るようにしましょう。

ケア③　日焼け止めは毎日塗る

朝のスキンケアの最後に、日焼け止めをつけてください。
まぶたも紫外線ダメージを受けるので、たるみ予防として日焼け止めが必要です。

アイメイクは、日焼け止めの上から乗せましょう。
目を触ると日焼け止めが取れてしまうので、塗り直しましょう。

まぶたの皮を引き締める「トレーニング」

目を閉じて、眉毛の下に指を当てます
指を眉毛の方向へ引き上げるように3秒プッシュします

血行を促し、むくみを取り除く作用が期待できます。
強い力で行うと、たるみが悪化する要因となります。優しく触るようにしてください。

注意！まぶたのたるみが「悪化する習慣」

日常には、まぶたがたるんでしまう習慣が潜んでいます。
・目元をこする
・PCやスマホで目を酷使する
などは出来るだけ行わず、ハリのある目元を目指しましょう！

まぶたがたるむ習慣①　目元をこする

目をこすると、皮膚を支えている真皮層が崩れる原因となります。

目がかゆい時は、清潔な綿棒で軽く押す程度にして、かゆみが引くのを待ちましょう。

メイクするときの力加減にも、注意が必要です。
まぶたには、優しくソフトに触るようにしましょう。

まぶたがたるむ習慣②　PCやスマホで目を酷使する

パソコンやスマホなどを長時間見ると、目の周りで血流が停滞し、肌の劣化につながります。
たるみだけでなく、クマ・くすみ・肌荒れの原因となるので注意しましょう。

パソコンやスマホを見る際は、30分おきに5〜10分程度休憩をとりましょう。

目を開け閉めする運動
画面から目を離して目を動かす運動
ホットタオルで目元を温める

などを行い、目をいたわってあげましょう。

改善しない場合は美容医療も検討しよう

・セルフケアでは改善が期待できない
・完全にまぶたが伸びきっている
などの場合は、医療機関へ相談すると良いでしょう。

セルフケアよりも早く変化を実感できるでしょう。
たるみは、加齢によって徐々に悪化するので、「セルフケアでは変化が見られない」と感じたときは早めに治療を検討しましょう。

まぶたの引き締めにおすすめの治療法

まぶたのたるみを改善する治療は、主に2つあります。
・ハイフ
・PRP
などの治療法です。
どちらも保険適用外の自由診療になります。

治療法①　ハイフ

肌の深部まで到達する超音波によって、肌の奥からたるみを改善する治療法です。

ただし、上眼瞼に直接照射することは出来ません。
下まぶたのたるみ治療として検討することをおすすめします。

＼こんな人におすすめ／
目元のたるみや肌のたるみが気になる方におすすめです。

作用	たるみの改善
副作用	施術中に痛み、施術後に赤みや乾燥などが起こることがある
料金相場	10万円～（部位や範囲によって異なる）