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「乾燥で顔が痛い…なんで？」
「顔が痛いけど、メイクをしても大丈夫？」
乾燥で顔が痛いときの対処法を、美容専門家に聞きました。
原因や出先でもできる乾燥対策も解説します。
監修者
株式会社Luce/健康検定協会
日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン
徳満友美 先生
経歴
大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。
株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。
contents
乾燥によって肌が痛む主な原因は、肌のバリア機能が低下しているからだと考えられます。
乾燥によって肌を守るためのバリア機能が低下すると、刺激が肌の内部に入りやすくなり、痛みを感じるようになります。
▼この原因が起きやすい状況
バリア機能が低下している肌に刺激が加わるとさらに、バリア機能が低下します。
そのため、ゴシゴシと洗顔する・マスクを長時間つける・強い力で顔をマッサージするなどの行動は避けた方が良いでしょう。
スキンケア不足以外で乾燥する原因ってなに？
スキンケア不足やもともとの肌質以外に、
・季節
・空調設備（エアコンや扇風機）
などが影響して、肌がひどく乾燥してしまうことがあります。
日本は、秋〜春にかけての時期に空気が乾燥します。
そのため、この時期は、多くの人が肌の乾燥を起こします。
また、エアコンや扇風機などの風が直接肌に当たると、肌の水分を飛ばしてしまいます。
その結果、肌の乾燥を引き起こすことがあります。
乾燥によるヒリヒリや痛みを軽減させるために、
・化粧水やクリームなどで保湿
・市販の外用薬を使用
などを行うことをおすすめします。
保湿をすることで、低下している肌のバリア機能の代わりに、化粧水やクリームなどが刺激から肌を保護してくれます。
乾燥によってヒリヒリする部分は、特にたっぷり保湿しましょう。
乾燥によるヒリヒリや痛みがあるときは、ドラックストアなどで販売されている抗炎症作用がある市販薬を使いましょう。
炎症を抑える成分が、ヒリヒリ感を素早く抑え、バリア機能のアップにも役立ちます。
薬は、入浴後の肌が綺麗な状態で使用しましょう。
▼抗炎症作用がある市販薬
化粧水やパックがしみるときは？
ひりひりとしみる場合、
・肌のバリア機能が低下している
・化粧水の成分が肌を刺激している
といった原因が考えられます。
刺激を感じたら、使用を中断して、化粧水やパックの成分がついた箇所を優しく洗い流すと良いでしょう。
化粧水や乳液などの水分が多い化粧品は、しみることがあります。
このような場合は、肌にしみにくいクリーム・外用薬だけで肌を保護しましょう。
出先で顔が乾燥して痛いときも、保湿をして肌を保護してあげましょう。
乾燥肌の人は、小さいサイズの乳液やクリームを持ち歩くと良いでしょう。
定期的に保湿をして、肌に潤いを与えてください。
化粧崩れが心配な方は、ミスト化粧水を使用するのもおすすめです。
粒子が細かく出てくるため、化粧がヨレにくいでしょう。
顔の乾燥を防ぐためには、
・優しく洗顔する
・化粧水とクリームで保湿する
この2つのポイントを意識して行いましょう！
熱いお湯は控え、32度程度のぬるま湯で洗います。
顔に刺激を与えないように、ゴシゴシ洗わないでください。
洗顔料は、肌タイプに合ったものの使用がおすすめです。
そうすることで、より肌悩みにアプローチできるでしょう。
▼肌タイプ別おすすめ洗顔料
| 乾燥肌 | 洗浄力がマイルドなアミノ酸系がおすすめ。 グリセリンなどの保湿成分が配合されていると◎ |
| 混合肌 | 基本は乾燥肌と同じ洗顔料がおすすめ。 ベタつくときは、部分的に余分な皮脂を洗い流す成分（酵素・AHAなど）が配合されているものを使用する。 |
| 脂性肌 | 皮脂や角質を洗い流す、酵素・AHAなどが配合されているもの。 |
| 敏感肌 | 敏感肌タイプや洗浄力がマイルドなアミノ酸系がおすすめ。 |
保湿は、最低でも化粧水とクリームの2STEPで行いましょう。
乾燥して刺激がある場合は、乳液よりもクリームの方がおすすめです。
クリームの方がより油分が多いため、肌を保護してくれるでしょう。
▼化粧水とクリームにおすすめの成分
| 成分名 | 働き |
| 低分子ヒアルロン酸 | 角質層まで浸透しやすく、肌の水分保持力をアップさせる |
| グリセリン | 水分の蒸発を抑えながら、肌に潤いをもたらす |
| 乳酸 | 肌に潤いを与える |
| セラミド | 肌の潤いをキープする |
| コラーゲン | 肌の保湿力をアップさせ、弾力やハリをサポートする |
刺激になるので、パシャパシャとつけない・肌を叩かない・コットンでつけないようにしましょう。
乾燥で顔がヒリヒリするんですけど、この時メイクをしても良いのでしょうか？
乾燥で肌が痛むときは、できるだけメイクを控えることをおすすめします。
メイク用品には、色素やラメなどが配合されており、肌に刺激を与えてしまうからです。
どうしてもメイクが必要な時は、
を使用しましょう。
また、ファンデーションは保湿力の高いリキッドタイプ・クリームタイプ・クッションタイプなどの使用がおすすめです。
保湿→下地→ファンデーション→パウダー→ミスト化粧水という順で、メイクしましょう。
メイクの前後に保湿を行うことで、肌への刺激を軽減させます。
あまりにも乾燥がひどいときには、下地やファンデーションに乳液を1～2滴ほど混ぜて、薄く塗るようにしましょう。
肌への負担を減らすために、メイクは3時間ほどでオフすることをおすすめします。
クレンジングは、乾燥しづらい、
などを使用し、こすらず優しくメイクをオフしてあげましょう。
顔の乾燥が3～4日経っても良くならず、
・炎症
・ひどいかゆみ
などを起こしている場合は、皮膚科で相談しましょう。
乾燥している肌は、バリア機能が低下しているため、細菌感染を起こしやすいです。
放置すると、
などが起こる可能性があります。
皮膚科では、基本的に保険適用で治療が行われます。
抗炎症薬や保湿剤の処方が行われることが多いです。
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