「鼻の毛穴がボコボコ…」原因やなくす方法は？レーザー治療で治る？

• 公開日2022-11-18
• 更新日2022-11-18

「鼻の毛穴がボコボコする原因は？」
「レーザー治療でなくせる？治療方法を教えて！」
鼻の毛穴がボコボコ目立つ原因を、皮膚科の担当医に聞きました。
なくすための方法や、レーザーなどの治療方法なども解説します。

監修者

JUN CLINIC横浜

長谷川 佳子 先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院　形成外科、藤沢湘南台病院　形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター　形成外科
横浜栄共済病院　形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任

なぜ？鼻の毛穴がボコボコ目立つ「原因」

鼻の毛穴がボコボコと目立つ原因として、
・加齢によるたるみ
・皮脂の過剰分泌
・摩擦
などのことが影響していると考えられます。

原因①　加齢によるたるみ

年齢とともに肌のハリが低下し、たるみが生じます。
肌がたるむことで、毛穴がボコボコと目立って見えるようになることがあります。

生活環境によって変わりますが、特に40歳以降から肌のたるみを感じやすいです。
年齢に合わせたスキンケアを行い、肌のハリをサポートしましょう。

原因②　皮脂の過剰分泌

皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が開き、ボコボコと目立つことがあります。

鼻は、皮脂分泌が多い場所の1つです。
皮脂の過剰分泌は、

• 肌の乾燥
• 油っぽい食べ物の食べ過ぎ
• ホルモンバランスの乱れ
• 間違ったスキンケア（あぶらとり紙の過剰使用など）

などで生じます。
原因に寄り添った対処法を行い、皮脂の分泌量を通常にさせましょう。

原因③　摩擦

肌は、摩擦に弱いです。
そのため、擦れたり触り過ぎたりすると、毛穴が開いて、ボコボコと目立ちやすくなります。

マスクを長時間着用するだけでも、肌に摩擦が加わってしまいます。

• マスクをつける前に保湿をしっかり行う
• ガーゼやシルクなど肌に優しい素材のマスクを選ぶ

ということを意識して、できる限り摩擦によるダメージを抑えましょう。

ボコボコ毛穴をなくすための「ケア方法」

鼻の毛穴のボコボコは、ある程度セルフケアで目立たなくできるでしょう。
① 温める
② 洗顔する
③ 保湿する
という手順でスキンケアを行いましょう。

STEP①　温める

洗顔する前に、ホットスチーマーやホットタオルなどで3～5分程度肌を温めましょう。

肌を温めることで、毛穴が開き、洗顔する際に皮脂汚れや角栓などが落ちやすくなります。

STEP②　洗顔

38度程度のぬるま湯で、顔を濡らします。
洗顔料をよく泡立て、顔に乗せたら、泡を押すように優しく洗いましょう。

洗顔料は、肌に優しい弱酸性のものがおすすめです。
泡立てるのが苦手な方は、はじめから泡で出てくるタイプの洗顔料を使用しましょう。

ボコボコになっている鼻の皮膚は、敏感です。
刺激を与えるとさらに毛穴が開くので、擦らず優しく洗ってください。

STEP③　保湿する

洗顔が終わったら、化粧水→乳液の順番で保湿しましょう。
どちらもコットンを使わず、指や手のひらを使って、優しく肌に馴染ませてください。

保湿剤は、肌に潤いを与える成分入りのものがおすすめです。
皮脂が気になる人は、さっぱりタイプの保湿剤を選びましょう。

▼保湿剤におすすめの成分

綺麗な毛穴になるまでに「どれくらいかかる？」

鼻の毛穴のボコボコが軽減するまで、数ヶ月〜半年程度はかかることが多いです。

正しいスキンケアを続けることで、

• 毛穴が目立ちにくくなる
• 皮脂の分泌量が正常になる

などの変化から感じられるでしょう。

ただし、ケアをしていても鼻に刺激を与えている場合は、もっと時間を要するでしょう。
スキンケア＋刺激を与えないということを意識して、綺麗な毛穴を目指しましょう。

鼻のボコボコ毛穴の「予防方法」

鼻のボコボコ毛穴を予防するために、
・ビタミンB群、Cを摂る
・運動をする
・体を温める
などのことを実践しましょう！

予防方法①　ビタミンB群・Cを摂る

皮脂をコントロールする栄養素である、
・ビタミンB群
・ビタミンC
を摂り、皮脂の過剰分泌を防ぎましょう

食事の中で、積極的にこれらの栄養素を摂取しましょう。
ビタミンは水溶性のため、過剰摂取のリスクが少ないとされています。

▼ビタミンB群・Cを多く含む食品

予防方法②　運動をする

綺麗な肌を保つために、適度な運動は大切です。
週2回、1日30分以上、軽く汗ばむ程度の運動を行いましょう。

運動をすると血行が促進し、肌の生まれ変わりがサポートされ、毛穴が目立ちにくい肌になれると考えられます。
また、汗をかくことで皮脂膜がつくられ、保湿剤をつけなくても乾燥しづらい肌になるでしょう。

• ストレッチ
• ジョギング
• ヨガ

など、続けられる運動がおすすめです。

予防方法③　体を温める

体を温めることで、血行が促進され、肌の生まれ変わりが活発化します。
それによって、透明感のあるハリのある肌を目指せるでしょう。

体を温めるために、

• 毎日38度のぬるめのお湯に25～30分入浴する
  （42度程の熱めのお湯なら、5分程度入浴する）
• レッグウォーマーや靴下を着用する
• 冷たいものを飲食し過ぎない

などのことを実践しましょう。
体が冷えると、肌荒れだけでなく、冷え性・むくみ・生理痛の悪化などのリスクが高まります。

レーザーで治る？「美容皮膚科での治療」

毛穴のお悩みは、レーザーを用いた治療などで軽減できる可能性があります。
分かりやすい変化が欲しい人は、美容皮膚科や美容外科などで相談すると良いでしょう。

鼻のボコボコ毛穴に対する治療としては、

• ケミカルピーリング
• レーザーピーリング
• ダーマペン
• フラクショナルレーザー

などがあります。
全て保険適用外の自由診療となります。

治療法①　ケミカルピーリング

薬剤の力で、古い角質を取り除き、なめらかな肌質を目指します。

薬剤の刺激によって、肌の新陳代謝を促す作用も期待できるでしょう。

▼料金目安・副作用など

治療法②　レーザーピーリング

レーザーの光によって、
・肌の新陳代謝を促進する
・古い角質を取り除く
といった作用が期待でき、なめらかな肌質を目指せるでしょう。

▼料金目安・副作用など

治療法③　ダーマペン

細い針を肌に打ち込んで、あえて肌を傷つけます。
傷つけられた肌が治癒する過程で、新しい細胞が生まれるため、毛穴の開きやニキビ跡などの軽減が期待できる治療方法です。

▼料金目安・副作用など

治療法④　フラクショナルレーザー

レーザーを使って、肌に無数の穴を開けていきます。
傷つけられた肌が治癒する過程で、肌の凹凸の軽減が期待できます。

「皮膚の入れ替え治療」とも呼ばれる治療方法です。

▼料金目安・副作用など

※通院回数は、個人の満足度によって異なります。

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