暖房 顔 赤くなる 直し方

【暖房で顔が赤くなる】直し方&対策│漢方が良いって本当?

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「暖房で顔が赤くなるのを直したい!」
「火照りに漢方薬が良いって本当?」
すぐにできる直し方を、皮膚科のお医者さんに聞きました。
スキンケア方法や化粧方法、漢方薬についても解説します。

監修者

経歴

「かゆみをなくす」ことをライフワークに掲げ、患者さんが希望を持てる診療に日々尽力。国内外で年間最多250以上の講演会・学会発表・保健所指導を行う。受診患者のほとんどの症状を軽減〜消失に導いた皮膚病・かゆみのスペシャリスト。

なぜ?暖房で顔が赤くなる「原因」

顔 火照り

医師(男性)

暖房で顔が赤くなる原因として、
・外との寒暖差
・乾燥
・熱がこもっている
・自律神経の乱れ
といったことが関係していると考えられます。

原因① 外との寒暖差が激しいから

医師(男性)

寒暖差が激しいと、顔の毛細血管は「拡張」と「収縮」を繰り返します。
その結果、暖房下では毛細血管が目立ちやすくなり、肌から透けて見えて、赤く見えることがあります。

毛細血管の拡張・収縮が続くと、血行が滞りやすくなります。
そのため、毛細血管が目立ってしまうと考えられます。
顔の皮膚は薄いので、毛細血管が目立ちやすいと言えます。

毛細血管が目立ちやすくなる温度差には、個人差があります。
ちなみに「寒暖差アレルギー」は、7℃以上の温度差があると生じると言われています。

原因② 乾燥しているから

医師(男性)

暖房をつけると空気が乾燥します。
その乾燥によって、肌のバリア機能が低下すると、
・肌が炎症を起こす
・肌が薄くなり、毛細血管が透けやすくなる
ため、赤くなりやすいです。

肌のバリア機能が低下すると、ちょっとした刺激にも敏感になります。

原因③ 熱がこもるから

医師(男性)

暖房によって熱がこもり、顔が赤くなることがあります。

さらに手足が冷えて血行が悪くなると、「冷えのぼせ」が生じる可能性があります。
冷えのぼせは、

  1. 手足が冷えて、末梢の血管が収縮する
  2. 頭周辺に血液が集中しやすくなる
  3. 顔に熱がこもる

ということが生じるので、寒い冬は特に顔に熱がこもりやすいと言えるでしょう。

原因④ 自律神経が乱れているから

自律神経

医師(男性)

自律神経が乱れると、体温調節が上手くできなくなると考えられます。
そのため、暖房がついている室内を暑いと感じ、顔が赤くなることがあります。

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスを保つことで、発汗や体温の調節を行っています。
自律神経が乱れると、交感神経が興奮状態になり、発汗しやすくなります。

▼自律神経が乱れる原因

  • ストレス
  • 不規則な生活
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 更年期 

暖房で顔が赤くなった時の「直し方」

首元を冷やす女性

医師(男性)

暖房で顔が赤くなった時は、首周辺を冷やしてみましょう。
首周辺には太い血管があるので、冷やすと火照りが治まり、顔の赤みが引くことがあります。

  • 首元の服を下げ、通気性を良くする
  • 冷たいタオルなどで首を冷やす

などを行ってみましょう。
タオルを水で濡らし、固く絞ると、簡単に冷たいタオルができます。

首周辺を冷やす時の注意点

医師(男性)

顔や首周辺に、氷や冷水を直接当てると自律神経の乱れにつながります。
直接当てるのではなく、冷たいタオルなどで火照りを抑えましょう。

氷や冷水を直接当てると、毛細血管を収縮しようと、自律神経が急激に活動します。
その結果として、自律神経の乱れや誤作動を起こしてしまう可能性が考えられます。

暖房で顔が赤くならないための「対策」

医師(男性)

顔の赤みを抑えるために、
・寒暖差が激しくならないようにする
・ベースメイクをしっかりする
・丁寧にスキンケアをする
・自律神経を整える
といった対策を実践してみましょう。

対策① 寒暖差が激しくならないようにする

マフラー 防寒

医師(男性)

外と室内の寒暖差を小さくするため、外出時は顔や首を温めましょう。
・マスクをつける
・マフラーやタートルネックを着用する
・カイロを使用する
といった防寒対策がおすすめです。

肌が敏感になっている時は、綿素材などの天然繊維の衣類の着用がおすすめです。
ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンなどの化学繊維は、肌の乾燥やかゆみを引き起こす可能性があるのでなるべく控えましょう。

洗顔時も寒暖差に要注意!

・冷水を使用して洗顔する
・顔が冷えている時に、いきなり熱いお湯で洗顔する
など、洗顔時に寒暖差が生じてしまうと、顔が赤くなりやすいです。
洗顔は、ぬるま湯で行うのがおすすめです。

対策② ベースメイクをしっかりする

医師(男性)

・顔が赤くなりやすい
・肌の赤みが気になる
場合は、ベースメイクを仕込んでおくのがおすすめです。

ベースメイクアイテムの選び方

コントロールカラー 緑

医師(男性)

顔の赤みが気になる方は、グリーン系のコントロールカラーを選びましょう。

グリーンは、赤の反対色です。
重ね合わせると、お互いの色を打ち消しあう「補色関係」になります。
そのため、赤みが気になる部分にグリーン系のコントロールカラーを重ねると、赤みをカバーできるでしょう。

寒さや乾燥で、肌が敏感になっている場合は、

  • 敏感肌向け
  • 薬用
  • スキンケア処方

など、低刺激タイプのベースメイクアイテムがおすすめです。

赤みを隠すベースメイクの塗り方

  1. パール1粒大の化粧下地(グリーン系)を手の甲に出す
  2. ①を赤みが気になる部分に優しく叩き込む
  3. 肌のアラが気になる部分に、ファンデーションをスポンジでポンポンと塗る

ベースメイクを厚く塗ると、メイクが崩れやすくなってしまいます。
手の甲に出して、少しずつ塗りましょう。

グリーン系のコントロールカラーが浮いて見える…

そんな時は、部分使いがおすすめです。
・赤みが気になる部分だけに優しく叩き込むように塗る
・指やスポンジでぼかす
ことで、簡単かつ自然に仕上がります。

対策③ 丁寧にスキンケアをする

洗顔

医師(男性)

肌のバリア機能を高めるために、丁寧なスキンケアを心掛けましょう。

肌のバリア機能が低下すると、

  • 水分を維持できず、乾燥する
  • 刺激を受けて、炎症が起こりやすくなる
  • 乾燥・炎症からかゆみが生じ、顔を擦るなどの触れる頻度が多くなる

ことで、赤みが出やすくなってしまいます。

洗顔のやり方

  1. ぬるま湯(32度程度)で顔を濡らす
  2. 泡立てた洗顔料を使い、泡を押すイメージで顔を洗う
  3. ぬるま湯で洗い流す

擦り洗い・熱いお湯で洗う・タオルでゴシゴシ拭くのは、控えてください。
刺激となり、乾燥や肌荒れにつながります。

▼おすすめの洗顔料の成分

成分名 働き
グリセリン  肌の水分を守り、バリア機能をサポートする
アミノ酸  バリア機能をサポートし、ハリのある肌へ導く
セラミド 肌の水分を守り、バリア機能を正常化する

保湿のやり方

医師(男性)

肌が乾燥している時は、
・肌の内部を潤す湿潤剤(化粧水や美容液など)
・肌表面を保護し、水分量を守る保護剤(乳液やクリームなど)
の両方が必要です。
化粧水→美容液→乳液 or クリームの順番で、丁寧に保湿しましょう。

化粧水が馴染んだら美容液を使うといったように、1種類ずつ順番に塗っていくのがおすすめです。
一気に塗るとムラができて、肌荒れや乾燥を招く恐れがあります。

▼おすすめの保湿成分

成分名 働き
ヘパリン類似物質  肌の水分を守り、バリア機能をサポートする
スクワラン
アミノ酸  バリア機能をサポートし、ハリのある肌へ導く
セラミド  肌の水分を守り、バリア機能を正常化する

対策④ 自律神経を整える

医師(男性)

自律神経を整えて、体温・発汗の調節を上手く行えるようにしましょう。
・十分な睡眠時間を確保する

・軽めの運動を行う
・バランスの良い食事を摂る
・体を温める
などを心掛けると、自律神経が整うでしょう。

その① 睡眠時間を確保する

医師(男性)

1日6~7時間程度は、睡眠を取りましょう。

生活リズムを正すことで、自律神経が整いやすくなります。

睡眠時間を確保した上で、質の向上も意識するとより自律神経が整いやすくなります。

  • 夕食や入浴は、就寝の2~3時間前までに済ませる
  • 深酒をしない
  • 就寝前はできるだけパソコン・スマホを触らない

などを意識して、良質な睡眠を取ってください。

その② 軽めの運動を行う

医師(男性)

・ウォーキング
・ジョギング

などの軽めの運動を、毎日15~30分程度行いましょう。

運動には、

  • 自律神経の調節機能を高める
  • ストレスを発散する
  • 心地良い疲労感で、眠りやすくする

といったメリットがあると考えられています。

その③ バランスの良い食事を摂る

食事

医師(男性)

食生活の乱れは、自律神経の乱れにつながります。
1日3食、
・主食
・主菜
・副菜
の揃ったバランスの良い食事を心掛けてください。

その上で、「肌を作る栄養素」と言われる、

  • ビタミン
  • ミネラル
  • タンパク質

を積極的に摂りましょう。
肌のバリア機能がサポートされ、顔が赤くなりにくくなるでしょう。

▼積極的に摂りたい栄養素

栄養素 食材例
ビタミンA  うなぎ・にんじん・ほうれん草・レバー
ビタミンB群 きのこ・大豆・緑黄色野菜
ビタミンC  柑橘類・いちご・じゃがいも・緑黄色野菜
ビタミンE  アボカド・ナッツ・オリーブオイル・卵
ミネラル  乳製品・海藻類・納豆・レバー
タンパク質 肉類・魚類・大豆製品・卵

その④ 体を温める

入浴

医師(男性)

体を温めると緊張がほぐれて、自律神経が整いやすくなります。
・毎日40度程のお湯に10分程度つかる
・厚手の下着や靴下を着用する
・温かい飲み物を飲む
・カイロや湯たんぽを使う
などの方法で、日頃から体を温めましょう。

42度以上の熱いお湯は自律神経を乱してしまう可能性があります。
交感神経が優位になり、心身が興奮状態になる可能性があるからです。

顔の赤みを防ぐのに漢方薬が良いって本当?

漢方薬

顔の火照りに漢方薬が良いって聞いたことがあります…!これって本当でしょうか?

女性
医師(男性)

・火照り
・のぼせ
といった体の不調が出ている場合、漢方薬でアプローチできることがあります。

症状に合う漢方薬を服用することで、顔の赤みなどが解消できるでしょう。

処方薬と市販の漢方市販品で対薬の違いは?

医師(男性)

病院で処方される漢方薬の方が、市販の物より成分量が多いことがほとんどです。
市販の漢方薬は、体への影響を考慮して1日の服用量が少なくなっています。

火照りや体調不良が続く場合は、市販薬で対処するのではなく、漢方診療を行っている医療機関(内科、皮膚科など)を探し、受診することをおすすめします。

おすすめの漢方薬の種類は?

医師(男性)

顔の赤みや火照りでお悩みの場合は、
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
などの服用を検討すると良いでしょう。

種類① 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

医師(男性)

黄連解毒湯は、体を冷やして熱を取り、炎症を鎮める作用があると言われています。

  • のぼせによる顔の赤み
  • 更年期障害
  • 動悸

でお悩みの方におすすめの漢方薬です。

種類② 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

医師(男性)

桂枝茯苓丸は、血行促進の働きがあると言われています。

  • のぼせによる顔の赤み
  • 赤ら顔
  • 生理不順
  • 生理痛
  • 更年期障害

でお悩みの方におすすめの漢方薬です。

種類③ 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

医師(男性)

白虎加人参湯は、体(特に顔を含む上半身)の火照りや熱感を和らげる作用を有しています。

  • 火照り
  • 炎症による顔の赤み
  • 皮膚のかゆみ

でお悩みの方におすすめの漢方薬です。

漢方薬の飲み方は?

医師(男性)

漢方薬を飲む際は、
・食前(食事の30分~1時間前)または食間(食事と食事の間、食後2時間)に飲む
・水または白湯を先に含んでから飲む
ようにしましょう。

水以外の飲み物で飲むと、吸収に影響を与える可能性があります。

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