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「お肌の調子がなかなかよくならない…」
「ターンオーバーを整えるにはどうしたらいい…?」
そんな疑問を、皮膚科の医師が徹底解説!
ターンオーバーを整えるには、外側からと内側からの両方のケアが大切です。
スキンケアや生活習慣を見直して、内から輝く美肌をゲットしましょう♪
監修者
よこはま港南台形成クリニック
本間有貴 先生
経歴
札幌医科大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
関東労災病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜市立大学附属病院 形成外科
平成30年10月より小田原銀座クリニックに勤務
令和2年6月よりよこはま港南台形成クリニックに勤務
contents
ターンオーバーとは、古くなった細胞が垢として剥がれ落ちていく過程のことを言います。
表皮(皮膚の表面にある組織)は、一番下の層から基底層・有棘層・顆粒層・角質層に分かれています。この基底層で新しい細胞が作られることで、皮膚は生まれ変わります。
ターンオーバーが順調 | ターンオーバーが乱れている |
---|---|
・肌がみずみずしく透明感がある ・肌が美しく健康的に見える ・肌にハリ・弾力がある |
・シミ、そばかすが発生しやすい ・くすみ・ざらつきが生じる ・肌が乾燥しやすい ・毛穴が目立つ |
顔のターンオーバーの周期は早く、28日周期くらいです。
ただし、加齢に伴い、ターンオーバーの周期が遅れるケースが多いです。
個人差はありますが30代頃には、ターンオーバーに45日程度かかると考えられています。
他にも、睡眠不足やストレスも、ターンオーバーが乱れる原因となりましょう。
当てはまる項目がないか、チェックしてみましょう。
睡眠不足 | 睡眠不足により、成長ホルモンの分泌が抑制される |
---|---|
栄養不足 | ビタミン摂取不足(特に、ビタミンB2、B6)など |
ストレス過多 | ストレス過多により、自律神経のバランスが不安定になる |
運動不足 | 運動不足により、筋肉量が減少すると、血流が悪くなる |
過度のダイエット | 肌が必要としているビタミン、ミネラル、たんぱく質などの栄養成分を十分に摂ることができない |
喫煙 | 血管が収縮すると血液の流れが滞りやすくなる |
アルコール摂取 | アルコールには利尿作用があるため、体の水分が不足しやすくなる傾向がある |
外部からの刺激 | 紫外線・乾燥など |
洗顔が不十分 | 剥がれ落ちるべき角質細胞が肌に残ってしまい、角質肥厚を起こす |
ターンオーバーは「早ければいい」というわけではない
ターンオーバーの周期が早過ぎると、肌の細胞が成熟する前に上部へ押し上げられて、正常に行われない場合があります。その結果、保湿成分が必要量作られなくなったり、乾燥肌や敏感肌になったりする可能性があります。
ターンオーバーを整えるためには、皮膚形成のもとになるたんぱく質の摂取が重要です。
また、ビタミン類・ミネラルは、ターンオーバーを促す働きを持つため、摂取が必須です。
たんぱく質 | 皮膚形成のもとになる | 肉類・魚類・卵・乳製品・大豆製品 |
---|---|---|
ビタミンA | 肌・粘膜を正常に維持する働き | レバー・ニンジン・ウナギ・カボチャ・ホウレンソウなど |
ビタミンB2 | 皮脂分泌の調整、肌・粘膜の保護 | レバー・卵・ウナギ・アーモンドなど |
ビタミンB6 | 肌のターンオーバーのサイクルをサポート | レバー・マグロ・カツオ・焼きのり・ニンニクなど |
ビタミンC | コラーゲンの生成促進・ストレスから肌を保護する | イチゴ・ブロッコリー・キウイ・パプリカなど |
ビタミンE | 血行促進、ストレスから肌を保護する | アボカド・アーモンド・ツナなど |
ターンオーバーを整えるためには、ビタミン類・アミノ酸などのサプリがおすすめです。
サプリは、とりたい成分の含有量が適切で、品質が安全なものを選びましょう。
また、メーカーやお問い合わせ先などが、きちんと記載されているかも確認しましょう。分からない場合は、管理栄養士や薬剤師、医師の方に相談してください。
・天候に関係なく、日焼け止めをつける(室内でも)
・日焼け止めをこまめに塗りなおす
・日傘を使用する
などを心がけましょう。
紫外線による肌への刺激を減らすことで、乱れた肌のターンオーバーを整えることができると考えられます。
実は、紫外線の刺激を受けると防御機能が発動してターンオーバーが早まります。
しかし未熟な細胞が作られてしまうため、本来剥がれるべき角質が剥がれずに角質肥厚が起こってしまいます。これを防ぐためにも紫外線対策を徹底しましょう。
洗顔後は、化粧水でしっかりと保湿を行った後、油分を含む乳液やクリーム等を使って肌表面が乾燥しないように保護してください。
しっかり保湿をすることにより、肌の保水力を向上させるとともに、ターンオーバーの正常化につながると考えられます。
皮膚の細胞間を埋めて保湿を行うセラミドや、肌の代謝を促す作用が期待できるプラセンタを配合する美容液などの使用により、肌のターンオーバーの促進が期待できます。
逆効果!やりがちなNGケア
・頻繁にピーリングをする
・一日に何度も洗顔する
・肌をゴシゴシ洗う
といったケアは逆効果です。
これらを行うとターンオーバーを正常化するどころか、サイクルを乱してしまいます。
ターンオーバーを整えるためには、睡眠などの生活習慣の改善もかかせません。
・肌のゴールデンタイムに、良質な睡眠をとる
・1日10分~30分程度軽い運動をする
・ストレスを上手に発散する
・お酒・タバコは控えめにする
といったことを意識しましょう。
入眠してから3~4時間は“肌のゴールデンタイム”と呼ばれています。
この時間帯に良質な睡眠をとるために
・23時までを目安に就寝する
・就寝2〜3時間前までに入浴する
・寝る直前までスマホやパソコンを使用しない
ようにしましょう。
肌のターンオーバーに必須である成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。
この“成長ホルモンの分泌が活性化する時間”に良質な睡眠をとることで、ターンオーバーの正常化につながります。
※以前は「成長ホルモンは22時~深夜2時に分泌される」と言われてきましたが、最近は上記のような認識が正しいと言われています。
毎日10分~30分程度の軽い運動をすると、血流が改善されます。
例えば、
・ウォーキング
・ヨガ
・ジョギング
などがおすすめです。
運動をして血液循環が促進され、必要な酸素や栄養分が体中に届けられることで、肌のターンオーバーの正常化につながると考えられています。
ストレスを上手に発散することで、自律神経の乱れを改善につながり、肌のターンオーバーの正常化につながると考えられます。
・趣味の時間を作る
・運動をする
など、自分なりのストレス解消法を見つけて、実践するようにしてください。
飲酒や喫煙を控えることによって、必要以上の水分消失・血流悪化を防ぐことができます。これは、肌のターンオーバーの正常化にも関わっています。
お薬を使うことによって、健康的な肌の再生が期待できます。
ターンオーバーを整えるお薬は、市販薬としても販売されています。
病院で処方される薬剤には、市販薬には含まれていない有効成分が含まれていることが多いです。また、配合成分の濃度にも差があることも多いです。(処方薬の方が高濃度)
お薬名 | 作用 | どんな肌悩みの方におすすめか |
---|---|---|
トレチノイン (外用薬) |
皮膚の細胞を活発に増殖させ、ターンオーバーを促進。コラーゲン産生を促進する作用もある。 | 肝斑、小じわにお悩みの方 |
シナール (内服薬) |
メラニン色素の生成抑制、皮膚細胞の老化を防ぐ抗酸化作用、コラーゲンの産生促進、たんぱく質などの代謝の補助など | シミ、肝斑、ニキビ、色素沈着にお悩みの方 |
ユベラ (内服薬) |
ビタミンEを補給する。 抗酸化作用・血行の促進・新陳代謝促進などが期待できる。 |
シミ、肝斑、色素沈着にお悩みの方 |
ハイチオール (内服薬) |
ビタミンCと共に作用して、メラニン生成を抑制。 肌のターンオーバーを正常にして、メラニン排出を促進する。 |
シミ、肝斑、色素沈着にお悩みの方 |
ピドキサール (内服薬) |
ビタミンB6を補給する。 たんぱく質の代謝、ターンオーバーを促す作用があり、ニキビ予防が期待できる。 |
ニキビ、毛穴、肌荒れにお悩みの方 |
トランサミン (内服薬) |
メラニンを作るメラノサイトの活性を抑制し、シミをできにくくする。 抗炎症作用により、今あるシミをうすくする。 |
シミ、肝斑、色素沈着にお悩みの方 |
肌質改善のお薬を処方してもらうためには、美容皮膚科などを受診するとよいでしょう。
皮膚科・内科でも処方してもらえる場合がありますが、「肌状態を改善するための薬剤を処方してほしい」旨を医師に伝えてください。
※肌質改善を目的とするお薬の処方は、基本、保険適用外となります。
ターンオーバーを整える治療は、美容皮膚科がおすすめです。
一般皮膚科では扱っていないような、レーザー治療などの専門的な機器を用いた処置が受けられます。
皮膚科がおすすめ | ・肌が乾燥してかゆい ・肌が乾燥して炎症が起きている ・肌の皮が剥ける |
---|---|
美容皮膚科がおすすめ | ・炎症は起きていないが、肌質を改善したい ・セルフケアでは肌状態が改善しない ・より確実に肌状態を改善したい ・より早く肌状態を改善したい |
治療法は、ニキビ、エイジングケアなど、「あなたが改善したいポイント」について話し合って決めるケースが多いです。
医師には
といったポイントを伝えるとよいでしょう。
ターンオーバーを整える治療として、
・ケミカルピーリング
・ロングパルスYAGレーザー
・ダーマペン
・IPL光療法
がおすすめです。
ケミカルピーリングとは、新しい皮膚の再生を促す治療法です。
ピーリング剤(グリコール酸等)を皮膚に塗布し、皮膚の角質層を柔らかい状態にします。そして、肌表面の古くなった角質をピーリング剤により除去することで、新しい皮膚の再生を促して、肌のターンオーバーの正常化が期待できます。
\こんな悩みにおすすめ/
・ニキビを改善したい
・毛穴を引き締めたい
・シミやくすみを改善したい
・肌質を改善したい
効果 | ニキビ改善、毛穴引き締め、シミやくすみの改善、肌質の改善など |
---|---|
副作用 | 一時的な肌の赤み、色素沈着、乾燥など |
費用目安 | 4,000円以上 |
ロングパルスYAGレーザーは、レーザー機器を用いて、肌の内側から肌の再生と修復を行う治療法です。
レーザーピーリング効果によって、皮膚表面の古い角質を取り除くことで、新しい皮膚の再生を促してターンオーバーを正常化します。そして、治療後の肌には、ハリとツヤが生まれます。
\こんな悩みにおすすめ/
・肌のくすみ、ざらつきが気になる
・化粧のノリが悪い
・毛穴の開きが気になる
・小じわが気になる
・赤ら顔が気になる
効果 | ニキビ、毛穴の開き、肌のくすみ、小じわ、肌の赤みなど |
---|---|
副作用 | 一時的な肌の赤み、乾燥、ほてり感など |
費用目安 | 15,000円以上 |
ダーマペンという機材により、肌に微細な穴をあけます。傷が付くと治癒しようとする肌の能力を利用する治療法です。
微細な穴を修復する過程で、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどを増加させます。
そして、滑らかな肌質へ改善できると考えられています。
\こんな悩みにおすすめ/
・ニキビ、ニキビ跡を改善したい
・たるみを改善したい
・くすみを改善したい
・毛穴の開きを改善したい
・小じわを改善したい
効果 | ニキビ、毛穴の開き、肌のくすみや小じわなど |
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副作用 | 肌の赤み、ヒリヒリ感など |
費用目安 | 1回20,000円以上 |
IPL光療法とは、レーザーよりも波長域の広いIPLという特殊な光を肌に当てていく治療法です。
さらに、浅い波長の光により、肌表面付近のメラニンを除去し、シミ、くすみを改善します。また、深い波長の光により、肌のコラーゲン生成を促します。そして、小じわ、たるみ、毛穴などを改善し、肌のキメ、ハリ、ツヤの向上が期待できます。
\こんな悩みにおすすめ/
・シミやそばかすを改善したい
・くすみを改善したい
・ニキビを改善したい
・毛穴の開き引き締めたい
効果 | ニキビ、シミ、くすみ、そばかす、毛穴の開きの改善 |
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副作用 | 施術後、一時的な赤み、熱感などが起こる場合がある |
費用目安 | 1回10,000円以上 |
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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