黄ばんだ肌を白くする方法

【医師監修】黄ばんだ肌を白くする方法は?食べ物&スキンケア等。即効性がある方法についても

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「なんだか肌が黄色い…」
「透明感のある肌に憧れる…!」
肌の糖化や間違ったスキンケアによって、肌が黄ばんで見える可能性があります。
憧れの白肌を目指せる対策を、お医者さんに聞きました。

監修者

本間有貴先生

よこはま港南台形成クリニック

本間有貴 先生

経歴

札幌医科大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
関東労災病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜市立大学附属病院 形成外科
平成30年10月より小田原銀座クリニックに勤務
令和2年6月よりよこはま港南台形成クリニックに勤務

肌が黄ばんでしまうしくみ

肌の“黄ぐすみ”にお悩みの方は…
次の4つに当てはまっていませんか?

  1. 甘いお菓子や炭水化物をよく食べる
  2. 電子レンジを使うことが多い
  3. 日焼け対策をしっかり行なっていない
  4. 運動をしない

肌が黄ばんだように見えるのは、「糖化」と「カルボニル化」が原因と言われています。
甘いお菓子、スナック菓子、主食などは糖質を多く含むため、「糖化」を促進します。

また、電子レンジで温めた食品は「糖化」しやすく、AGEsを多く含むため、黄ぐすみの原因になります。
その他、紫外線や運動不足も、肌のターンオーバーを乱すため、「糖化」や「カルボニル化」に繋がると考えられています。

糖化 皮膚にあるタンパク質が余分な糖分と結びついて、AGEsという物質が増える現象
カルボニル化 皮膚にあるタンパク質が余分な脂質と結びついてALEsという物質が増える現象

「糖化」や「カルボニル化」によってできるAGEsやALEsは、黄褐色です。蓄積すると、肌が黄色っぽくくすんで見えるようになります。

黄ぐすみした肌をケアする「4つの方法」

医師(女性)

黄ぐすみした肌の白さを取り戻すには
・食べ物・調理法の見直し
・サプリの活用
・適度な運動
・抗糖化スキンケア
を行うようにしましょう。

その① 食べ物、調理方法の見直し

緑黄色野菜

医師(女性)

食事では、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、リコピン、ポリフェノールなど抗酸化作用のある栄養素をとりましょう。

ビタミンC 柑橘、キウイ、いちご、ブロッコリー、パプリカ
ビタミンE ナッツ類
ビタミンA 緑黄色野菜
リコピン トマト
ポリフェノール お茶類、ベリー類、そば、カカオ豆

生食できるものは、できる限りそのまま食べましょう
蒸す・茹でる・煮るなどの調理法は糖化のリスクが低いので、おすすめの調理方法です。

反対に、糖質や動物性脂肪の過剰摂取は控えてください。
電子レンジの使用や、炒め物・揚げ物は避けましょう。

ご飯や甘いお菓子の食べ過ぎは、糖化を促進します。
また、脂身の多い牛肉や豚肉は、カルボニル化の原因となるため、控えめにするといいでしょう。

食べる順番にも注意しよう

食事の際は、副菜→主菜→主食の順番で、よく噛んでゆっくり食べましょう。
その他、主食・主菜・副菜の揃ったバランスの良い食事を心がけてください。

その② サプリで栄養補給

サプリメント

医師(女性)

サプリも食事と同様、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、リコピン、ポリフェノールなど、抗酸化作用のある成分を含むサプリがおすすめです。

これらの栄養素は、皮膚の酸化を防ぎ、くすみの改善に繋がります。

また、基本は食事からですが、野菜や果物をあまり食べない方は、栄養が不足することもあるので、サプリで摂取するのも良いでしょう。

その他、糖化ケアに特化したサプリもありますので、そういったものを取り入れてみるのもいいですね。

その③ 適度な運動

医師(女性)

食後に体を動かすと。血液中のブドウ糖がエネルギーとして利用され、血糖値の上昇を抑制し、糖化を予防できます。

糖化対策として運動するなら、食後1〜2時間以内に行いましょう。
ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動を、20分以上行うのがおすすめです。最低でも週に3日以上、可能であれば毎日行うのがおすすめです。

ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動が難しければ、エスカレーターやエレベーターを使わず、意識して階段を利用するだけでもいいですよ。

その④ 抗糖化スキンケアを取り入れる

医師(女性)

肌の黄ばみにお悩みの方は、美白や抗糖化成分を含む化粧品でケアするのもおすすめです。

▼黄ぐすみさんの味方になってくれる美容成分

ビタミンC誘導体 メラニンの生成を抑制するだけでなく、メラニンを還元して淡色化する。また、糖化の原因となる活性酸素を除去する作用もある。
ハイドロキノン メラニンの生成を抑制する。
トラネキサム酸 メラニンを生成する細胞メラノサイトの活性化を抑制する。
アルブチン メラニンの生成を抑制する。
セイヨウオオバコ種子エキス たんぱく質が糖と結合するのを抑える。
4MSK メラニン生成を抑制するだけでなく、蓄積したメラニンを排出する。

これらの成分を含む化粧品を、毎日のスキンケアに取り入れてみましょう。

スキンケアの3ステップ

STEP1.クレンジング・洗顔

クレンジング剤は、肌をこすらないように注意しながら、指を使ってくるくるとお顔全体に広げて、メイクと馴染ませてください。

洗顔の際は、たっぷり泡を使って、やさしく洗うようにしましょう。人肌程度のぬるま湯で丁寧にすすいでください。

STEP2.保湿ケア

朝と夜の洗顔後や入浴後はすぐに保湿しましょう。
保湿が十分でないと、皮膚の水分が失われやすく、乾燥の原因となります。

STEP3.日焼け止め

日焼き止めを薄く塗りすぎると十分に紫外線をカットできません。日焼け止めは、ムラなくたっぷり塗るようにしてください。

日焼け止めをしっかり塗ったあとに、余分な油分はティッシュオフします。
その後、化粧下地→ファンデーションの順番でベースメイクを仕上げてください。

日焼け止めの働きは約2〜3時間で切れるため、こまめに塗り直しましょう
日焼け止めの塗り直しによる化粧崩れが気になる場合は、紫外線カット効果のあるパウダーでお直ししてもOKです。

その方法ちょっと待った!それは逆効果です!

医師(女性)

美肌ケアとしてマッサージを行う方もいますが、間違った方法で行うと、黄ばみが悪化するリスクがあります。

クリームなどを使わずにマッサージを行うと、摩擦によって肌がダメージを受けて、黄ぐすみが悪化する原因となります。マッサージをしたい場合は、クリームやオイルを使用して、肌に摩擦を与えないように心がけましょう。

「即効性」のあるいい対策は…?

肌 くすみ

ターンオーバーで肌の細胞が入れ替わるには、1ヶ月~数か月程度時間がかかるので、即効性のある対策はなかなか難しいです。
「できるだけ早く変化を実感したい!」「セルフケアだけでは効果を感じられない…」という方は、美容皮膚科で相談してみるのもおすすめです。

▼治療方法の例  
サプリ・食事療法

サプリメントの処方・食事の指導など。

▼副作用・リスク
大きな副作用は少ない。

インディバ

新陳代謝を促す温熱療法。高周波を利用して、体の内側から温める。

▼副作用・リスクについて
大きな副作用は少ない。施術後に一時的に体がほてる場合がある。稀に、頭痛・めまいがあることもある。

ピコトーニング

メラニン色素を減らしていく治療法。弱いレーザーを照射する。

▼副作用・リスクについて
大きな副作用は少ない。
稀に色素沈着・白斑がでることがある。

※全て保険適用外
※治療を受けたい範囲や医療機関によって、料金は異なります。

どの治療法が合っているか、医師などに相談してみましょう。

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