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「キメ細かい肌になりたい…」
「どうやったらキメを取り戻せる？」
「そもそもキメって何？粗くなる原因は？」
肌のキメを取り戻す方法を、エスティシャンに聞きました。
普段の生活やスキンケアを見直して、キメ細かい肌を取り戻しましょう。
監修者
株式会社Luce/健康検定協会
日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン
徳満友美 先生
経歴
大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。
株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。
なんだか最近肌にハリがなくて、くすみや毛穴が目立つようになってきました…（泣）若いころみたいに肌のキメは取り戻すことはできないんでしょうか？
肌のキメは、ある程度取り戻すことができます。
毎日のスキンケアや生活習慣の見直しを行うと、キメが整ってくると考えられます。
しかし、肌の衰えが大きく、大きなシワなどができている場合は、ケアだけで元通りの状態に戻すことが難しいです。医療機関の治療を組み合わせていくと、効果が期待できるでしょう。
▼「キメが細かい肌」の特徴
キメの整った肌は、滑らかでツヤのある若々しい肌に見えます。
水分と油分がキープされていて、三角形の網目状の肌の皮紋が、均一に規則正しく並んでいる状態です。
▼「キメが粗い肌」の特徴
キメの粗い肌は、乾燥やごわつき、くすみが目立ち、元気がない印象を受けます。
水分や油分がキープされていないので、肌の皮紋が不規則な状態です。
肌のキメが粗くなる原因は3つあります。
具体的には
・肌の乾燥
・ターンオーバーの乱れ
・間違ったスキンケア
と考えられています。詳しく見ていきましょう。
肌の乾燥を放置すれば、キメは崩壊し、細胞がめくれ上がってしまいます。
炎症を引き起こし、荒れた肌という印象を持たれてしまうでしょう。
そもそも乾燥は、水分と油分が足りていないことで起こります。表面だけではなく、内部の水分も保護できないので、どんどんカサつきが進んでいる状態です。
肌のターンオーバーが乱れると、新しい細胞が生まれにくくなり、古い角質が剥がれずに積み重なります。
すると、肌の凸凹が目立つようになります。
また、ターンオーバーが正常に行われないと、水分や油分をキープできない古い細胞をいつまでも使うことになります。その結果、乾燥や肌荒れを生む悪循環となってしまうのです。
肌に摩擦や刺激を与えるスキンケアはNGです。肌にダメージを与えて、キメをキープできなくなります。
間違ったスキンケアの期間が長ければ長いほど、キメの乱れが目立つようになります。
肌のキメを整えるには
・クレンジングと洗顔を優しく行う
・化粧水はたっぷりと使用する
・クリームで蓋をする
・日焼け止めはこまめに塗りなおす
というスキンケア方法を、実践することがおすすめです。
指や手に力を入れてクレンジングや洗顔をすると、手の摩擦によって、肌に負担がかかってしまいます。そうすると、キメの乱れに繋がると考えられます。
クレンジング剤や洗顔料はたっぷり使用して、肌への刺激を防ぎましょう。
ナチュラルメイクの方や敏感肌の方は、肌に優しいミルクタイプ・クリームタイプのクレンジング剤がおすすめです。
しっかりメイクをした日は、オイルクレンジングを使うなど、肌タイプやメイクによって使い分けるようにしましょう。
濃いポイントメイクは、専用のリムーバーで先に落としておくことをおすすめします。顔全体のクレンジング時間が短くなり、肌への負担を減らせます。
洗顔料はしっかり泡立てて使用しましょう。たっぷりの泡で、肌をやさしく押し洗いするイメージで洗浄します。
顔をすすぐときは、ぬるま湯で洗い流してください。
クレンジングや洗顔時に長時間マッサージすると、肌の水分や油分を必要以上に洗い流し、乾燥の原因となるため、控えてください。
化粧水で水分を補給することで、肌が柔らかくなります。その結果、キメが整った肌を目指すことができます。
化粧水は、保湿効果の高いセラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの美容成分入りのものがおすすめです。
化粧水を塗る際は、片手の平をくぼみにし、垂れない程度の量を出し両手になじませつけていきます。
その後、肌を包み込むように保湿します。何回かに分けて、繰り返し化粧水をなじませるのも良いでしょう。
また、コットンで化粧水を叩き込むのも避けましょう。化粧水は手で抑えて浸透させるのがよいとされているので、手で叩き込むのもやめましょう。
化粧水の後にはクリームを塗りましょう。水分の蒸発を防ぎ、化粧水の美容成分が肌に保たれるようにサポートしてくれます。
クリームは、外部刺激から肌を守り、肌を強化する働きもあると考えられます。特に乾燥が気になる方は、高保湿タイプのクリームを使用すると良いでしょう。
また、化粧水と同じ成分を重ね付けして、美容成分をたっぷり肌に補給するのもおすすめです。
クリームを使用する際は、筋肉の流れに合わせて、顔中心から横方向に滑らせて塗りましょう。強くこすらないように注意してください。
日焼け止めの使用により、肌の乾燥の原因の１つである紫外線を防ぐことできます。汗や皮脂で落ちてしまうので、こまめに塗り直すことが大事です。
日焼け止めは、両頬、額、鼻、あごに5点置きして、顔全体にムラなくなじませるように塗りましょう。
日焼け止めを塗り直すときにメイクが崩れた場合は、スキンケア成分入りの拭き取りシートなどで部分的にメイクを取り除いてから、日焼け止めを塗りましょう。
肌のキメを取り戻すには、生活習慣の見直しも大切です。
生活の乱れやストレスは、肌のターンオーバーの周期を乱すこともあるので注意しましょう。
特に、
この3つを見直すようにしてください。
様々な栄養を取り入れることで、肌のターンオーバーが整いやすくなります。
特に皮膚の健康をサポートする、ビタミンA・ビタミンEを積極的に摂り入れましょう。また、キメを整えてくれるビタミンB群もおすすめです。
▼それぞれの栄養素が入っている食べ物
| ビタミンA | レバー、バター、卵黄 など |
|---|---|
| ビタミンE | アーモンド、落花生、アボカド など |
| ビタミンB群 | 肉類、魚介類、ごま、玄米、きのこ など |
質の良い眠りは、ターンオーバー・新陳代謝の活性化につながります。また、成長ホルモンを排出しやすくなり、加齢による肌トラブルのケアにもつながります。
寝る直前の暴飲暴食や、スマホ・PCの使用は避けましょう。眠る前は、早めに電気を薄暗くして、ゆっくりとした時間を過ごしましょう。
質の良い睡眠を取るには、ストレスケアも必要です。
などの行動で、体と心をリフレッシュしましょう。
適度な運動を毎日続けて、体を活性化しておきましょう。体の新陳代謝が向上し、肌のターンオーバー促進につながります。
20〜30分程度のウォーキングやストレッチなどがおすすめです。また、なるべく普段から歩くようにして、体を使いましょう。
ただし、激しい運動はシミの原因にもなる活性酸素を排出するので、控えましょう。
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