【医師監修】ニキビができない人の特徴│遺伝？体質？ニキビレス肌の作り方

• 公開日2022-12-07
• 更新日2022-12-07

「ニキビができない人の特徴は？」
「綺麗な肌が羨ましい…どうケアすればいいの？」
ニキビができない人の特徴を、皮膚科のお医者さんに聞きました。
綺麗な肌を目指す人のためのケア方法なども解説します。

監修者

JUN CLINIC横浜

長谷川 佳子 先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院　形成外科、藤沢湘南台病院　形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター　形成外科
横浜栄共済病院　形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任

ニキビが「できない人」の特徴

• 肌に水分や油分が足りている
• 肌のターンオーバーが整っている
• 生理が規則的
• 適度な運動習慣がある
• 水分補給をこまめにしている
• 毎日お通じがある
• ストレス対策をしている
• 睡眠が足りている
• 栄養バランスの良い食事を摂っている
• タバコを吸わない
• お酒を飲み過ぎない
• 生活習慣が整っている（早寝早起きなど）

ニキビができない人は、スキンケアの他にも、
・食事
・運動
・睡眠
などの生活習慣へも気を配っている人が多いです。

ニキビが「できやすい人」の特徴

• 乾燥肌
• 脂性肌
• 生理不順
• 運動習慣がない
• 冷え性
• 便秘
• ストレスが多い
• 疲労が溜まっている
• 睡眠不足
• 食事の栄養バランスが悪い
• タバコを吸う
• お酒を飲むことが多い

ニキビは、様々な原因によって発生します。
このような特徴は、全てニキビの原因になりえるでしょう。

「遺伝」や「体質」はニキビに関係ある？

遺伝や体質は、ニキビに関係があると言えるでしょう。

しかし、生活習慣や体調などが影響している部分もあります。
元々の肌質にプラスして、生活習慣の乱れ・ホルモンバランスの乱れなどが重なって、ニキビができやすくなると考えられます。

ニキビができる「原因」

ニキビができる原因として、
・毛穴詰まり
・皮脂の過剰分泌
・アクネ菌の増殖
などのことが影響していると考えられます。

原因①　毛穴詰まり

毛穴に皮脂や角質が詰まると角栓になり、ニキビができやすくなります。

▼この原因が起きやすい人の特徴

• 保湿が足りていない
• 間違ったスキンケアをしている
• 脂っこいものを多く食べている
• ホルモンバランスが乱れている
• 脂性肌
• 乾燥肌

原因②　皮脂の過剰分泌

皮脂分泌が過剰だと、毛穴が詰まり、ニキビの原因になります。

▼この原因が起きやすい人の特徴

• 栄養バランスが悪い食事を摂っている
• ホルモンバランスが乱れている
• 保湿が足りていない
• 間違ったスキンケアをしている
• 脂性肌
• 乾燥肌
• 睡眠不足

原因③　アクネ菌の増殖

アクネ菌は常在菌なので、誰の肌にも存在している菌です。
しかし、アクネ菌が増殖すると、ニキビの原因となります。

アクネ菌は、皮脂を餌に増えます。
そのため皮脂が多い・角栓があるなどの人は増殖しやすい傾向があります。

▼この原因が起きやすい人の特徴

• ホルモンバランスが乱れている
• 保湿が足りていない
• 間違ったスキンケアをしている
• 脂性肌
• 乾燥肌
• 睡眠不足

【スキンケア編】ニキビレス肌の作り方

ニキビができない人を目指すのなら、まずスキンケアを見直しましょう！
・成分に注目してスキンケアを行う
・洗顔や保湿は優しく行う
といったポイントを押さえて行ってください。

ポイント①　成分に注目する

ニキビケアに適した化粧品を使うことで、素早くニキビをケアできるでしょう。
反対に、肌に合っていない化粧品を使うと、ニキビの悪化につながります。

配合成分は、化粧品のパッケージや裏面に書かれています。
どの成分が多く配合されているかチェックして、スキンケアしましょう。
基本的に全成分表は、配合量が多い順に記されています。

▼ニキビケアにおすすめの成分

「ノンコメドジェニックテスト済み*」というニキビができにくい成分で作られている化粧品の使用もおすすめです。

*全ての人にニキビが発生しないということではありません。

ポイント②　洗顔や保湿は優しく行う

ニキビは、刺激や摩擦で悪化します。
洗顔や保湿は、優しく行うようにしましょう。

正しいクレンジングの手順

1. クレンジング剤をたっぷり手に取る
2. 手のひらの上でクレンジング剤を温めて、肌馴染みを良くしておく
3. 力を入れずにクレンジング剤を顔に伸ばす
4. 30秒程度馴染ませたら、ぬるま湯（38度程度）で洗い流す

落ちにくいアイメイクなどは、専用リムーバーを使用すると良いでしょう。

正しい洗顔の手順

• ぬるま湯（38度程度）で顔を濡らす
• よく泡立てた洗顔料を使い、泡で肌を押すようにして洗う
• すすぎ残しがないように、ぬるま湯で丁寧に洗い流す

泡で出るタイプの洗顔料は、泡立て不要でたっぷりの泡が使えます。
肌に負担がかかりにくいのでおすすめです。

正しい保湿の手順

1. 規定量の化粧水を手に取る
2. 顔に優しく圧をかけて、馴染ませるように保湿する
3. 乳液も同じ手順で行う

ニキビができやすい肌は、乾燥していることが多いです。
水分はたっぷり補いましょう。
過剰な油分補給を防ぐために、乳液は少なめにします。

【生活習慣編】ニキビレス肌の作り方

ニキビができない人を目指すのなら、生活習慣の改善も大切です。
・バランスの良い食事を摂る
・十分な睡眠時間を確保する
・運動は習慣的に行う
といったことを意識しましょう。

ポイント①　食事はバランス良く

食事は、栄養バランスが良く、体が温まるものを中心に食べましょう。

体が冷えると、ターンオーバーの停滞・便秘を招き、ニキビが悪化しやすいです。

皮脂分泌をコントロールする働きがある「ビタミンB群」や、皮脂の酸化を抑える働きがある「ビタミンC」を積極的に摂取することもおすすめです。

▼ビタミンB群・Cが豊富な食材例

ポイント②　睡眠はたっぷり取る

ターンオーバーを促進させる成長ホルモンは、寝ている間に分泌されます。
そのため、毎日6～7時間程度の睡眠を取るようにしましょう。

十分な睡眠を取ることで、疲労回復・ストレス発散にもつながります。

睡眠時間だけではなく「睡眠の質」も意識しましょう。

• 季節や気温に合った寝具を使用する
• 眠る2時間前からスマホなどの液晶画面を見ない
• 夜間の暴飲暴食は控える

などを心がけることで良質な睡眠が取れて、より成長ホルモンが分泌されると考えられます。

ポイント③　運動は習慣的に行う

1日20分程度の運動を、習慣的に行いましょう。
体の代謝が上がり、肌の生まれ変わりがサポートされます。

おすすめの運動は、

• ジョギング
• ウォーキング
• ヨガ
• 水泳

など、ゆっくり長くできる運動です。
激しく息切れするような運動は、ニキビの原因となる活性酸素を多く発生させるのでおすすめしません。

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