唇のふちが紫色になる原因は？生まれつきの色を治す方法は？病気の可能性はある？

公開日2022-04-28
更新日2023-03-03

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「唇のふちが紫色になってるけど、なんで？」
「ピンク色の唇になる方法を知りたい…！」
唇のふちが紫色になっている原因などを、皮膚科の担当医に聞きました。
健康的なピンク色の唇にする方法も、解説しています。

監修者

JUN CLINIC横浜

長谷川佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院　形成外科、藤沢湘南台病院　形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター　形成外科
横浜栄共済病院　形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年ルサンククリニック銀座院院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜就任

contents

「唇のふちが紫色…」原因は？
「生まれつき」唇が紫色の人もいる？
唇をピンク色にしたい！正しいケア方法は？
血流を良くする「マッサージ」もおすすめ！
セルフケアで変化がない場合は、美容医療も検討しよう
体調不良を伴う場合は病気の可能性も

「唇のふちが紫色…」原因は？

唇のふちが紫色になる原因は、主に3つあります。
・色素沈着
・血行不良
・乾燥
などが考えられます。

原因①　色素沈着

唇は、全身の中でも特に皮膚が薄い箇所です。そのため、少しの刺激や摩擦でも、色素沈着が起きて、肌の色が暗くなりやすいのです。

唇を舐めたり、唇の皮を剥いたりするクセがある方は、色素沈着を起こしやすいです。また、化粧品や歯磨き粉などが唇に合っていない場合、炎症が起きて、色素沈着してしまうことがあります。

原因②　血行不良

血行が悪くなると、唇が紫色に見えるようになります。唇は薄く、全身の血行が影響しやすいためです。

冷え性
冷たい食べ物や飲み物をよく摂取する
疲労やストレスを溜めている

という方などは、血行不良を起こしやすいです。また、体調や気温なども、唇の色に影響を与えてしまいます。

原因③　乾燥　

唇が乾燥していると、通常よりも黒っぽく見えます。保湿が不足すると、細胞の色が黒ずんで見えてしまうからです。

「生まれつき」唇が紫色の人もいる？

生まれつき唇のふちが紫色の人もいます。メラニン色素の排出が部分的に多かったり、血行不良を起こしていたりすると、小さな頃から唇の色が悪く見えることがあります。

生まれつきでも…唇の色を改善することは可能？

生まれつき唇のふちが紫でも、適切にケアをして血行を良くすることで、明るい色の唇を目指すことができます。
次からは、唇のケア方法を詳しく解説していきます。

唇をピンク色にしたい！正しいケア方法は？

唇の色を改善するケア方法は、主に3つあります。
・保湿を行う
・UVカット効果のあるリップを塗る
・リップケアを行う
というものです。

方法①　しっかりと保湿する

唇が乾燥したまま放置すると、色素沈着や皮むけの原因になります。こまめに保湿ケアを行いましょう。

唇の乾燥を感じていない時も、リップクリームを塗りなおすようにましょう。リップクリームは、保湿力の高いものがおすすめです。

方法②　UVカット効果のあるリップを塗る

唇も日焼けをして、色素沈着が進みやすくなります。顔と同じように、紫外線対策を行うようにしましょう。

UVカット効果のあるリップクリームを、こまめに塗るようにしましょう。紫外線は1年中降り注いでいます。夏場だけではなく、他の季節も紫外線対策を行ってください。

方法③　リップケアを行う

美容液やスクラブを使用して、唇の色を良く見せます。

リップ美容液を使うメリット

リップ美容液には、保湿やターンオーバーを促進する作用が期待できます。乾燥や色素沈着を予防・改善したい方におすすめです。

リップ美容液は、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、ハリや弾力をサポートしてくれる成分入りのものを選びましょう。

▼リップ美容液の使い方

美容液を使用する際は、汚れや余計な油分をオフしてから塗りましょう。唇のシワや乾燥している箇所に、優しく塗るのがポイントです。
美容液を塗った後に、ラップをして、その上から蒸しタオルを重ねると、成分が浸透してふっくら度が上がります。

リップスクラブを使うメリット

リップスクラブには、ターンオーバー活性化、古い角質を取り除く作用が期待できます。それにより、唇の乾燥や色素沈着を予防・改善する効果が期待できるでしょう。

リップスクラブは、刺激が強くないものを選ぶと良いでしょう。

▼リップスクラブの使い方

使用する際は、唇を軽く濡らしてから、リップスクラブをのせてください。指の腹で、円を描くように優しくマッサージしましょう。

週に1～2回程度、スペシャルケアとして行うことをおすすめします。乾燥を感じたら、間隔を開けて使用するようにしてください。

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唇の色をピンクにするには、マッサージもおすすめです。
・唇のタッピング
・口のアイウエオ運動
などで血行改善し、ピンク色の唇を目指しましょう！

その①　唇のタッピング

唇を優しく叩くことで、血の巡りを促します。

タッピングのやり方

唇にクリームを塗って、保湿をします
指の腹で唇を軽くトントンと叩きます

その②　口のアイウエオ運動

口を大きく開くことで、顔全体の血行改善を目指します。顔のたるみが気になってきた方にも、おすすめです。

アイウエオ運動のやり方

入浴後に、顔と唇の保湿を行います
「ア・イ・ウ・エ・オ」の形に大きく口を開きます
何度か繰り返していきましょう

セルフケアで変化がない場合は、美容医療も検討しよう

確実にきれいな色の唇にしたい人は、美容医療を検討するといいでしょう。
唇の色をきれいにする美容医療には、

アートメイク
レーザー治療

などがあります。それぞれ詳しくみていきましょう。

治療法①　アートメイク

唇の奥に、針で色素を入れる方法です。お好みの色味やリップラインの形を選べます。

他の部分のアートメイクに比べて、唇は腫れやすいというデメリットがあります。また、色素が定着しにくいため、2回以上施術を受ける必要があります。

費用目安	3回セットで15〜20万円程度
通院回数	2～3回ほど
副作用	腫れ、痛み

治療法②　レーザー治療

ロングパルスYAGレーザーやレーザートーニングなどの治療で、唇の色を綺麗にすることが可能です。ダウンタイムがほぼない治療です。

ロングパルスYAGレーザーとは、肌の再生と修復を行う施術で、ターンオーバーを活性化させます。
レーザートーニングとは、弱いレーザーを照射して、メラニンを排出させる施術です。

費用目安	レーザートーニング：1回10,000円程度ロングパルスYAGレーザー：1回20,000〜30,000円程度
通院回数	複数回行うのが効果的
副作用	一時的な痛み