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「20代なのにほうれい線が気になる…！」
「ほうれい線を目立たなくする方法ってないの…？」
ほうれい線にお悩みの若い方に、正しいスキンケア方法を解説します。
化粧品の選び方やおすすめのマッサージを、美容のプロに詳しく教えてもらいました。
監修者
株式会社Luce/健康検定協会
日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン
徳満友美 先生
経歴
大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。
株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。
contents
先生！最近なんだか、ほうれい線が目立ってきた気がします…（泣）
20代でも、ほうれい線ってできるものなんでしょうか？
ほうれい線は、一般的に30代くらいから増えるお悩みですが、20代でもできてしまうことはあります。
20代でもほうれい線ができる原因として、
などが関係しているケースが多いです。
肌が乾燥すると、キメが乱れて小ジワができやすくなります。
そしてその小ジワをそのままにしておくと、ほうれい線として肌に定着してしまいます。
口元は表情による動きが多い部分なので、シワになりやすいです。
いつも歯の片側でものを食べている人も、ほうれい線ができやすくなります。
特に、肌が乾燥していたり、皮下脂肪が少なかったりすると、肌に折り目がつきやすく、ほうれい線になるリスクが高くなります。
また、皮下脂肪が多く、表情をあまり大きく動かさないタイプの人も、たるみによるほうれい線ができやすくなります。
紫外線は肌の内部まで入り込んでダメージを与えて、深いシワを作ります。
若い頃から屋外でスポーツをしていたり、日焼け止めをこまめに塗っていなかったりすると、ほうれい線ができやすくなります。
ほうれい線対策には、
・保湿
・ターンオーバーの促進
・真皮のタンパク源生成をの促進
の働きをもつ成分が入った化粧品を使いましょう。
▼ほうれい線にお悩みの方におすすめの成分
| ナイアシンアミド | 肌のコラーゲン生産を促進し、ハリを与える |
|---|---|
| 低分子コラーゲン | 肌の水分保持力を上げて、コラーゲンの元となる |
| ヒアルロン酸 | 高い保水力で肌のうるおいをキープする |
| セラミド | 保湿力が高く乾燥を防ぐ |
ほうれい線を予防するためには、
① しっかり保湿をすること
② 紫外線から肌を守ること
が大事です。普段のスキンケアでもこの2点を意識しましょう。
しっかりと保湿ケアをして外部刺激から肌を守るようにすると、シワが深くなるのを防ぐことができます。
スキンケアの際、ほうれい線には化粧水や乳液を重ね付けをしましょう。
日中の乾燥予防に、保湿成分入りのミストスプレーを使うのもおすすめです。
化粧直しの際も、一度軽くメイクを拭き取り化粧品などで拭き取り、保湿クリーム等で肌にうるおいを与えてから、メイクを重ねるといいですよ。
日焼け止めは毎日塗るようにして、紫外線からのダメージを予防しましょう。
肌の奥まで影響を与えるUV-A派は、夏以外の季節も地上に降り注いでいます。曇りの日や雨の日でも、肌に影響を与えると言われています。
また、家の中も窓から紫外線が入るので、自宅で過ごすときも日焼け止めを塗ることをおすすめします。
若々しい口元を保つためには、表情筋のマッサージやトレーニングも効果的です。
手軽に取り入れられるので、ちょっとしたスキマ時間にチャレンジしてみてくださいね。
スキンケアの際などに1日に数回繰り返しましょう。
マッサージで凝り固まった筋肉をほぐすと、血液やリンパの巡りを促して、スッキリとした上向きの肌を目指せます。
※マッサージを行う際は、クリームやジェルを多めに使用して、肌を引っ張らないようにしてください。気持ち良い程度の力加減で行い、力を入れすぎないようにしましょう。
頬周りをほぐすときは、下から上に向かって行いましょう。
口周りの筋力の低下がすると。ほうれい線ができやすいです。そのため、口周りの“口輪筋”を鍛えることによって、ほうれい線の予防が期待できます。
「スキンケアやマッサージを頑張ってもあまり効果が出ない…。」
そんなときは、毎日の生活習慣にも目を向けてみましょう。
などを心がけるのが大切ですよ。
ほうれい線の原因である“乾燥”や“たるみ”を生み出さないためには、栄養バランスの取れた食事が大切です。
・肌を健康に保つビタミンA
・肌のハリをサポートするタンパク質やコラーゲン
などが含まれた食事がおすすめです。
▼おすすめの食品
| ビタミンAを含む食品 | タンパク質を含む食品 | コラーゲンを含む食品 |
|---|---|---|
| ・レバー ・卵黄 ・人参 ・うなぎ ・ほうれん草 等 |
・豚肩ロース ・鶏モモ肉 ・あじ ・さば ・納豆 等 |
・エビ ・ホタテ ・牛スジ ・鶏軟骨 ・鶏手羽 等 |
反対に、
などは控えるようにしましょう。これらの食品は、体の酸化や糖化を促進して、肌を劣化させると言われています。
体の酸化・糖化とは？
体の中に、細胞にダメージを与える物質が生成され、体や肌の老化を促進してしまう現象です。しわやたるみ、しみ、くすみなど、様々な肌トラブルなどを引き起こすと考えられています。
肌のターンオーバーを促進するためには睡眠時間は、6〜8時間ほど確保するといいでしょう。
睡眠不足が続くと細胞に栄養が行き渡らなくなり、水分保持率が下がって、シワが目立つようになってしまいます。睡眠は十分に確保しましょう。
また、睡眠の質を向上させるために、深酒したり、眠る直前まで液晶画面（スマホなど）を見るのは控えましょう。
1日20分程度、汗ばむ程度の運動を取り入れましょう。ウォーキングやジョギングなどがおすすめです。
適度な運動は、新陳代謝アップさせ、肌のターンオーバーの促進に役立ちます。
ほうれい線が深く刻まれていて、保湿などのセルフケアを行っても改善されない場合は、美容皮膚科の治療がおすすめです。
ご自身で行うスキンケアは、肌の表面までしかアプローチできません。反対に、医療機関の治療は、肌の内部からもケアすることが可能です。そのため、セルフケアよりも、すぐに効果が実感できることが多いです。
肌に柔軟性や弾力性を支えてくれる成分「ヒアルロン酸」を、気になる部位にダイレクトに注入します。注射の効果は、治療後すぐに実感できます。
ヒアルロン酸を注入すると、すぐにふっくらとした肌を実感できます。
ヒアルロン酸の効果は、約3ヵ月から6ヵ月ほど持続します。
という人におすすめです。
| 効果の持続期間 | 数ヶ月から半年ほど |
|---|---|
| 副作用 | 一時的に内出血・赤み・かゆみなどが出る場合がある |
| 費用目安 | 5万円〜 |
患者さんの血液を採取し、肌の組織を修復してくれる血漿成分（PRP）を抽出します。このPRPを、ほうれい線が気になる部分に注入します。
液体を直接注入するので、治療を受けた当日からほうれい線がふっくらします。その後、肌内部の細胞やコラーゲンやエラスチンが徐々に増えていくことで、ほうれい線が目立ちにくくなると考えられます。
治療の効果は、個人差がありますが半年〜数年間ほど持続すると言われています。
という人におすすめです。
| 効果の持続期間 | 半年から数年ほど |
|---|---|
| 副作用 | 一時的な内出血・赤み・かゆみ・腫れなど |
| 費用目安 | 10万円〜 |
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