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「ハンドクリームを顔に塗っても大丈夫?」
「どんなハンドクリームだったら塗ってもいいの?」
ハンドクリームを顔に塗っても良いのか、皮膚科の看護師さんに聞きました。
顔に塗る際に気を付けることや、塗ってはいけない成分も解説します。
監修者
経歴
病棟勤務を経て、肌クリニック大宮に勤務。2022年に日本化粧品検定1級を取得。日々、多くの患者様の肌のお悩みを聞きながら、施術の経験を重ね、一人ひとりに合わせた施術・スキンケア方法を提案。
ハンドクリームを顔に塗るのは、あまり良くないでしょう。
塗ることで、肌トラブルを引き起こす可能性があるためです。
顔の皮膚は、体の中でも最も薄く敏感なのに対し、手のひら・手の甲の皮膚はあらゆる刺激から守るために厚く丈夫です。
そのため、「敏感な顔」にとって、「手の保護のために作られたハンドクリーム」は刺激となり、
といった肌トラブルが生じる可能性が考えられます。
特に、敏感肌の人は肌トラブルが生じやすいでしょう。
ハンドクリームとフェイスクリームの違いは?
顔よりも手の皮膚の方が、水仕事などで刺激にさらされることが多いです。
そのことから、ハンドクリームは保護力を高くするため油分が多いと考えられます。
すぐ顔を保湿したいんですけど、手元にハンドクリームしかなくて…どんなハンドクリームだったら顔に塗っても大丈夫ですか?
など、肌に潤いを与える成分入りのハンドクリームなら大丈夫でしょう。
これらは、化粧水や乳液にも配合されている成分です。
ハンドクリームによっては、顔に塗ることを推奨していないものが多くあります。
顔に塗る前に、ハンドクリームの使用方法や注意書きを読んでください。
などハンドクリームは、顔に塗ることをおすすめできません。
いずれも顔用としては刺激が強く、肌荒れ・乾燥などを引き起こす可能性があります。
▼おすすめしない理由
尿素 | 尿素の「肌のタンパク質を分解し、柔らかくする作用」が刺激となり、荒れる可能性があるため。 |
アルコール | アルコールが蒸発する際に、肌の水分を奪ってしまい、乾燥する可能性があるため。 |
香り付き | 香料が刺激になる可能性があるため。 |
ハンドクリームを顔に塗る場合は、
といったことを心掛けましょう。
テクスチャーが固いハンドクリームは、手のひらで伸ばしてから顔に塗りましょう。
クリームが固いまま顔に塗ると、余計な摩擦が加わり、肌荒れの原因となります。
乾燥が気になる部分にだけ、少ない量を薄く塗りましょう。
ハンドクリームは、油分が多いクリームです。
塗りすぎると、
などの原因となります。
ハンドクリームは油分が多いので、べたつきが気になる場合があります。
放置するとニキビの原因になるので、優しくティッシュで拭き取りましょう。
拭き取りすぎると、クリームを塗った意味がなくなります。
表面に浮いている油分のみを、軽く拭き取ると良いでしょう。
肌に痛みやかゆみなどの違和感が生じたら、速やかに、
といったケアを行ってください。
ハンドクリームはそもそも、手の皮膚に配慮して作られているものです。
そのため、顔に塗ると刺激になり、ヒリヒリとした痛みが出るケースがあります。
刺激を感じているのに、そのまま放置すると痛みや赤みが悪化する可能性があります。
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