【医師監修】コラーゲンは肌に効果あり？なし？サプリ・食品・肌に塗るのは？

公開日2022-02-22
更新日2023-03-16

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

#PR

「コラーゲンって、肌にどんな効果があるの？」
「口から摂っても意味がないって聞いたけど…実際どうなの？」

コラーゲン配合の化粧品やサプリの働きについて、皮膚科の医師が詳しく解説します。
ハリのあるみずみずしい肌を目指したい方は必見です！

監修者

JUN CLINIC横浜

長谷川佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院　形成外科、藤沢湘南台病院　形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター　形成外科
横浜栄共済病院　形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年ルサンククリニック銀座院院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜就任

contents

そもそも「コラーゲン」ってどんなもの？
コラーゲンを「飲む・食べる」効果は？
コラーゲンを「肌に塗る効果」は？
【結論】内側と外側からのWアプローチしよう
コラーゲンが多い「食べ物」はどれ？
サプリは「コラーゲンペプチド」を選ぼう
コラーゲン化粧品の「選び方」
コラーゲンの敵！「紫外線」対策も徹底しよう

そもそも「コラーゲン」ってどんなもの？

コラーゲンとは、肌の真皮層に存在する皮膚組織です。肌のハリと弾力をキープする働きがあります。

コラーゲンがしっかりと働いている肌は、ピンっとしたハリがあります。
また、コラーゲンには高い水分保持力があるので、肌をみずみずしく見せてくれます。

反対に、コラーゲンが少なくなると、肌自体がしぼんでハリのない印象になります。乾燥やくすみ、しわなどのトラブルも多くなります。

コラーゲンは、20歳ごろをピークに減少し、質も低下するといわれています。60歳代になると、20歳代の半分の量になると考えられています。

コラーゲンを「飲む・食べる」効果は？

コラーゲンをサプリや食事でとった場合、美肌に効果があるのでしょうか？

以前までは、口から摂取したコラーゲンが肌に効果を示すのか、明らかにされていませんでした。しかし、近年は研究が進み、口から摂取したコラーゲンにも、美肌をサポートする働きがあると考えられています。

口から摂取したコラーゲンは、アミノ酸に分解されてから吸収されます。吸収されたアミノ酸が体のどの部分に使われるかは分からず、コラーゲンの生成に直接結びつかないと考えられていました。

近年では、コラーゲンを摂取すると、その一部がコラーゲンペプチド※になり、血液中に長時間留まっていることがわかりました。この間、コラーゲンを生み出す親元となる線維芽細胞を活性化して、コラーゲンやエラスチンの生成に役立っていることまで明らかにされました。
コラーゲンやエラスチンが増えると、肌のハリツヤがよくなるため、美肌効果があると言えるのです。

※コラーゲンペプチド：コラーゲンを分解し、低分子化したもの

コラーゲンを「肌に塗る効果」は？

コラーゲン入りの化粧品に美肌効果はありますか？

コラーゲン配合の化粧品は、乾燥肌の予防やハリツヤのキープに役立ちます。そのため、美肌に一定の効果が期待できると考えられています。

多くの化粧品に配合されている“分子が大きなコラーゲン”は、肌表面にとどまり、持ち前の高保湿力を発揮して、肌のバリア機能をサポートしてくれます。

さらに、最近増えているコラーゲンペプチド配合の化粧品は、“低分子化したコラーゲン”が肌の内部まで浸透し、直接コラーゲン生成の材料になると考えられています。

※ただし、肌に浸透したすべてのコラーゲンペプチドが、コラーゲンの生成に利用されるのかどうかは、明らかにされていません。

【結論】内側と外側からのWアプローチしよう

コラーゲンを口から摂取するのと肌に塗るのとでは、少し役割が異なります。
多くの化粧品に配合されているコラーゲンは、肌の乾燥を予防し、潤いをキープしてくれます。
口から摂取したコラーゲンは、コラーゲンの生成そのものをサポートしてくれます。

若々しい肌を目指している方は、内側と外側の両方からコラーゲンを取り入れることをおすすめします。

コラーゲンが多い「食べ物」はどれ？

コラーゲンは、
・豚モツ
・牛スジ
・鶏皮
・フカヒレ
・うなぎ
・煮こごりなどに多く含まれます。
これらの食べ物をバランスよく取り入れるようにしましょう。

さらに、コラーゲンと一緒に「ビタミンC」や「鉄分」を摂るのがおすすめです。
これらの栄養素は、体内でアミノ酸からコラーゲンが生成される際、そのサポート役になってくれます。

ただし、コラーゲンが肌にいいからといって、摂りすぎはよくありません。
コラーゲンを含む食べ物は高カロリーなものが多いので、食べすぎると太ってしまうことがあります。

サプリは「コラーゲンペプチド」を選ぼう

食事からでは十分コラーゲンを摂取できない場合、サプリを利用するのもいいでしょう。サプリからコラーゲンを摂取する場合は、“コラーゲンペプチド”として売られているものがおすすめです。

サプリを飲む場合は、必ず摂取目安を守ってください。
特に、腎臓が弱い方がコラーゲンを過剰摂取すると、体に負担をかけるリスクがあるため、注意しましょう。

コラーゲンサプリは「いつ飲む」のが効果的？

コラーゲンは、夜に摂取しましょう。寝ている間は腸の働きがよくなるため、肌への効果を実感しやすいといわれています。

ただし…「コラーゲンのとりすぎ」に注意して！

コラーゲンドリンクやサプリに含まれる糖分・添加物のせいで、吹き出物やニキビが出ることもあります。食事は栄養バランスが崩れないように意識して、ドリンクやサプリは摂取目安量を守りましょう。

コラーゲン化粧品の「選び方」

コラーゲンが持つ肌表面の保湿力を重視するなら、美容液やクリームなど、スキンケアの最後に使うアイテムがおすすめです。
さらに、ビタミンC誘導体やレチノールも配合された化粧品を選ぶと、より効果的に美肌にアプローチできると考えられます。

ビタミンC誘導体	コラーゲン生成を活発化する働きをもつ
レチノール	コラーゲン生成やターンオーバー活性化の働きをもつ