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「なんだか、シミが濃くなってきた気がする…」
「きちんとケアしているのに…なぜ?」
それは、シミが薄くなる前兆かもしれません。
シミが濃くなる仕組みから正しいケアまで、皮膚科の担当医に聞きました。
監修者
JUN CLINIC横浜
長谷川 佳子 先生
経歴
北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任
contents
100人の本音とおすすめの処理方法をご紹介
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シミのケアをしていたら、なんだか逆に濃くなってきた気がして不安です…(泣)
「シミは消える前に濃くなる」という話も聞きますが、これって本当ですか?
適切なケアをしていてシミが濃くなったのであれば、シミが薄くなる前兆かもしれません。シミが肌の外へ排出されていく過程で、濃くなったように見えるケースがあるからです。
シミは、ターンオーバーにより徐々に表面に押し出されて排出されます。表面に出てくるほど茶色い色素が鮮明になるため、一時的にシミが濃く見えることがあります。
シミは薄くなる前に一度濃くなることもあるとわかって、安心しました!
シミが濃くなる期間ってどのくらい続くんでしょうか?
一般的には、ケアを始めてから1か月程度でシミが濃くなり、そこから数か月経った後に、徐々に薄くなっていくことが多いです。※個人差が大きいです。
肌のターンオーバーの周期は1か月程度と言われています。ターンオーバーを何度も繰り返すことでシミが排出されていくので、シミが薄くなるまでには数か月かかると考えられます。
ケアの方法が適切ではないせいで、シミが濃くなるケースもあります。
例えば…
というような行動は、シミが濃くなるリスクを高めます。
ハイドロキノン配合の化粧品を使用していると、紫外線の影響を受けやすくなります。
そのため、ハイドロキノン使用後に日焼け止めを塗らずに出かけると、シミの悪化を招く可能性があります。
また、シミが気になるからといってこすったりすると、肌に刺激を与えてシミが濃くなるケースもあります。
シミが薄くなる過程で濃くなっているのか、もしくは悪化して濃くなっているのかは、ご自身で判断するのは難しいです。スキンケアを行っても改善が見られないようであれば、皮膚科で相談しましょう。
シミの悪化を防ぐためには
・日焼け止めで肌を守る
・美白ケアと保湿ケアも同時に行う
・ローションやクリームは十分な量を使う
の3つが重要です。それぞれ詳しく解説していきます。
紫外線を浴びるとシミの悪化に繋がるので、日焼け止めでしっかりガードしましょう。
日焼け止めは、毎日塗ってください。薄く塗ると効果が不足するので、顔であれば真珠の玉2個分くらいを全体にのばすと良いでしょう。
晴れていない日も紫外線は降り注いでいるので、天気にかかわらず日焼け止めを使う必要があります。
また、紫外線は窓からも入ってくるので、室内にいるときも紫外線対策を怠らないようにしましょう。
日焼け止めは、3時間に1回は塗り直すようにしてください。広いつばのある帽子や日傘などを併用するのもいいですね。
シミを薄くするためには、美白ケアはもちろん保湿ケアも重要です。化粧品を選ぶ際は、美白有効成分や保湿力の高い成分が入ったものを選ぶようにしましょう。
▼シミにいい美白有効成分&保湿成分
美白有効成分 | 保湿成分 |
---|---|
ビタミンC誘導体 トラネキサム酸 アルブチン コウジ酸 等 |
ヒアルロン酸 コラーゲン セラミド 等 |
スキンケアに使用するローションやクリームは、十分な量を使用するようにしましょう。
上記の量が、1回のスキンケアで使用する適量となります。
乾燥が気になる部分には、さらに重ね塗りしてもOKです。
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