【医師監修】黄ばんだ歯を白くする「簡単な方法」は？アルミホイル・綿棒を使ったケアはあり？なし？

• 公開日2022-09-26
• 更新日2023-06-14

「黄ばんだ歯を白くする方法はある？」
「お金をかけず、セルフケアで白くしたい！」
簡単に黄ばんだ歯を白くする方法を、歯医者さんに聞きました。
セルフケア・歯科でのホワイトニングについても解説します。

監修者

歯科医

菊地 由利佳 先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。
歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

黄ばんだ歯を白くする「簡単な方法」は？

歯の黄ばみを白くする方法として、
・綿棒でケアする
・セルフホワイトニンググッズでケアする
などがあります。

ただし、黄ばみや汚れには個人差があります。
セルフケアで真っ白にすることは難しいでしょう。

ケア①　綿棒でケアする

着色しやすい物を飲食した後に、
① 綿棒に歯磨き粉をつける
② ①で歯の表面を、縦方向に滑らせるように拭き取る
③ 1分ほど続ける
という3ステップを行いましょう。

こうすることで、歯の汚れをある程度落とせるでしょう。

しかし、時間が経過した着色汚れの除去は難しいです。
着色しやすい物を飲食した後、3〜5分以内にケアすることが理想ですが、難しい場合はうがいだけでもすぐに行いましょう。

▼着色しやすい飲み物・食べ物

ケア②　セルフホワイトニンググッズでケアする

市販の、
・ホワイトニング歯磨き粉
・口腔ケア用スポンジ
・ホワイトニングペン（歯のマニキュア）
などでケアする方法もあります。

ホワイトニング歯磨き粉とは？

ホワイトニング歯磨き粉とは、
・研磨剤（リン酸水素カルシウム、無水ケイ素等）
・分割ポリリン酸ナトリウム
といった成分が配合された歯磨き粉を指します。

研磨剤配合の歯磨き粉で磨くことで、歯の表面に付着した着色汚れを除去します。

分割ポリリン酸ナトリウム配合の歯磨き粉には、歯の表面と着色汚れの結着を弱くする作用があると考えられます。そのため、汚れを除去しながら歯を保護できるでしょう。

口腔ケア用スポンジとは？

歯の表面に付着している着色汚れをスポンジでこすり、汚れの除去を目指すアイテムです。

ホワイトニングペンとは？

歯表面に塗ることで、手軽に歯の汚れの除去を目指すアイテムです。

薬剤を歯の表面に何度か塗布し、1～2分程度乾燥させて使用するものが多いです。

アルミホイル・重曹・クエン酸のケアは「おすすめしません」

歯を傷つけてしまう可能性があるので、
・「アルミホイル＋重曹」のケア
・クエン酸で歯を磨く
という方法はおすすめできません。

重曹は研磨作用が強く、歯を削ってしまうリスクがあります。
また、クエン酸には歯を溶かす働きがあります。
歯の表面が削れたり溶けたりすると、歯がもろくなり歯周病や虫歯の発生に繋がります。

歯の黄ばみを「予防するポイント」

歯の黄ばみを予防したい場合は、
・歯や口を乾燥させない
・着色しやすい食品・飲み物を控える
・正しくブラッシングする
・定期的に歯科を受診する
といったことをしましょう。

ポイント①　歯や口を乾燥させない

歯や口の乾燥を予防するために、
・こまめに水分を摂る
・飲食後は歯磨きをする
といったことを心掛けましょう。

唾液の分泌量が減って歯が乾燥すると、唾液が持つ洗浄作用が低下します。
その結果、着色汚れが付きやすい状態になると考えられているので、気を付けましょう。

ポイント②　着色しやすい食品・飲み物を控える

できるだけ、カレー、赤ワイン、コーヒー等の色が濃い飲食物は控えましょう。

摂取した後は、

• 早めに歯を磨く
• 口をゆすぐ
• キシリトールガムを噛む

ことをおすすめします。

着色しやすい食べ物を控えることで、歯の黄ばみの原因となるステインの付着を防げるでしょう。

ポイント③　正しくブラッシングする

正しくブラッシングすることで、着色汚れをケアできる可能性があります。

歯を磨く際は、

• 歯ブラシは歯と歯茎に対して直角に当てる
• 歯ブラシの毛先の形を維持できるほどの力加減で磨く
• 前歯の裏側や磨きにくい部分は歯ブラシを縦にして当てる
• 1本の歯に対して、小刻みに5ミリ程度だけ動かす

ということを意識しましょう。

ポイント④　定期的に歯科を受診する

歯のクリーニングやホワイトニングをしてもらった後も、半年に1回くらいのペースで定期検診に通うことをおすすめします。

定期的に歯科を受診することで、歯の状態に合った処置をしてもらえます。
セルフケアよりもきれいに歯の汚れを除去できるでしょう。

セルフケアで改善しない場合は、歯科のホワイトニングを検討しよう

・タバコのヤニ
・頑固な黄ばみ
にお悩みの方は、歯科でのホワイトニングをおすすめします。

歯科でのホワイトニングは、医師や歯科衛生士が専用機器・薬剤を用いて処置します。
そのため、セルフケアよりも白くなると考えられます。

また、頑固な黄ばみを自分で除去しようとすると、どうしても歯を強く磨いてしまいます。
ダメージを与える恐れがあるので、歯科でのホワイトニングがおすすめです。

「案外安いかも…？」ホワイトニング治療の比較

歯科でのホワイトニングには、
・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
・デュアルホワイトニング
などの種類があります。

ホワイトニング治療は、保険適用外の自由診療です。

治療法①　オフィスホワイトニング

歯科専用薬剤を歯表面に塗布し、その上からライトを当てて、自然に近い白さに近づける治療法です。

▼オフィスホワイトニングのメリット・デメリット

 ▼オフィスホワイトニングの詳細

治療法②　ホームホワイトニング

歯科で作成したマウスピースに自身でホワイトニングジェルを流し入れて装着する方法です。

1日2～8時間、2週間程度マウスピースを装着します。
ホワイトニングジェルが、

• 歯に付着している汚れ
• 歯の中に浸み込んだ汚れ

などを分解し、除去することで自然に近い白い歯を目指します。

▼ホームホワイトニングのメリット・デメリット

▼ホームホワイトニングの詳細

治療法③　デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。

併用することで広い範囲まで薬剤が浸透するため、自然に近い白い歯を長期間維持できる可能性があります。

▼デュアルホワイトニングのメリット・デメリット

▼デュアルホワイトニングの詳細

1日3分から始めるホワイトニング

1日3分～5分の照射でOK！
満足度は脅威の96.3％

お家でホワイトニングを始めるなら、「ルルホワイト」がおすすめ。
サロンでも使用されている波長のLEDを採用しており、”歯の本来の白さ”を目指せます。

おうちで「ルルホワイト」
公式ページはこちら