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せっかくキレイにパーマをかけても、数日後にはウェーブがゆるくなることはありませんか。スタイリングがしやすくなるはずなのに、どうにも上手くできないこともあります。
実は、パーマをかけた髪にはお手入れも必要です。適切な手入れをして、パーマを長持ちさせましょう。
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髪に寝癖がついても時間が経てば元通りになりますし、アイロン使ってもずっとウェーブがついているままにはなりません。
髪の毛は、かなり強い形状を修復する力を持っています。髪の毛は複雑なタンパク質の結合によって、両端に芯を通したような構造をしています。2本ある芯が支え合って、髪の形を真っ直ぐに保っているのです。
このうち片方の芯が切れてしまったら、力の均衡が崩れて髪の毛は片方へ曲がっていきます。パーマはこの作用を応用して、髪にウェーブをつけているのです。
パーマには、1液と2液の2つの薬剤を使用します。
最初に髪にかける1液は、タンパク質でできている髪の芯の片方を切る役目があります。片側の支えがなくなることで、髪にウェーブを作ります。
その後につける2液は、一端切った芯を再び繋ぐことができるようになっています。1液でついたウェーブの形のまま、2液で固定するのです。こうして、長期間ウェーブがとれないパーマが完成します。
長期間、形を保つはずのパーマが、なぜすぐにとれてしまうのか。それは、髪の水分と関係があります。
コールドパーマと言われる一般的なパーマの場合、水分が多いとウェーブがきつくなります。自然に流れている髪でも、水に濡れた途端にチリチリ状態になるのを誰もが経験しているはずです。
髪が乾燥しすぎると、パーマのウェーブを保つ力が弱くなってしまうのです。自然なウェーブを長持ちさせたいなら、髪の保湿に気を付ける必要があるのです。
「パーマをかけた当日はシャンプーをしてはいけない」と言われます。これは、シャンプーの洗浄成分によってパーマ液の効果を弱めてしまうためです。出来れば2~3日は髪を洗わない方が良いでしょう。
ではトリートメントはどうか。シャンプーが駄目ならトリートメントも駄目、ということはありません。むしろ、パーマを長持ちさせるためにはトリートメントが必須です。
トリートメントにはダメージ補修のほか、保湿の効果もあります。デリケートな状態の髪を労わることで、パーマを長持ちさせることができるのです。
パーマをの持ちをよくするためには、適度に水分を保ちながら髪を乾かす必要があります。
まず、地肌にタオルを押し当てるようにして水分を取ります。次にタオルで髪を包み混むようにして、吸い込んだ水分を拭き取っていきます。絶対に、ゴシゴシ擦ったりはしないでください。
ドライヤーは地肌に風を当てるようにして乾燥させ、髪の毛は8割くらい乾いたところで止めます。後は自然乾燥にして、完全に髪が乾いてからベッドに入ってください。
髪が濡れたまま寝るのはNG
夜シャンプーをした後、髪が湿ったままベッドに入るのはやめましょう。そんなことをしたら、せっかくのパーマが台無しになるだけではなく、キューティクルが剥がれて髪を傷めることになります。
汚れを洗い流し、乾かしてから寝ることで、寝ている間に健康的な髪を作ることができます。朝にシャワーを浴びる方がいますが、パーマを長持ちさせるためにはオススメしません。
寝るときにスタイリング剤をつけるのは厳禁。寝る前にしっかりケアをしておけば、朝起きたときに崩れているように見えても、すぐに元通りになります。
髪の長い方は、シュシュなどを使い、ラフな「お団子ヘア」のようにして寝るのも◎。体の下敷きにならないよう、かきあげた状態で寝るのも効果的です。
正しく髪を乾かして適度な水分が保たれていたら、パーマが伸びて中途半端なウェーブになることもありません。寝癖も付きにくくなりますし、朝のスタイリングが楽になるはずです。
バスタイムの後の一手間を惜しまないように気を付けましょう。
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